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つい夜更かしをしてしまう:「夜眠れない」ではなくて「寝たくない」理由

つい夜更かしをしてしまう:「夜眠れない」ではなくて「寝たくない」理由




新ブログで新しく書き直した記事 → 夜なのに「寝たくない」「眠りたくない」と思う心理



寝るべき時間に寝たくない。「眠れない」ではなくて「寝たくない」。サイトを流し見したり、ゲームをやってみたり、本を読んでみたりする。そんな「ついつい夜更かしをしてしまう」人は、何がそうさせるのだろうか。

◆目次

  • 寝るのが悔しい。寝るのがもったいない。
  • 朝が来るのが怖い
  • 充実感がないと「寝たくない」と思う
  • どれだけ充実感を感じれば「足りる」のか?
  • 日中に充実感を得るためにはどうするか?





寝るのが悔しい。寝るのがもったいない。

夜更かししたい人はどこか寝るのが「もったいない」という気持ちを持っている。また、「眠るとまた朝が来るから」と言っている人もいる。同意はするが、これでは後が大変になってしまう。翌日のスペックは落ち、余計ストレスが溜まり、余計こういった「憂さ晴らし」が必要になる。悪循環だ。
これらは一日のノルマを終えてようやく「自由な時間」にたどり着き、それを謳歌したいのだとも言えるだろう。例えば主婦などは家族が寝静まるこの時間にしか自由な時間がない、という意見もある。そして調べてみた限り夜更かしが日常の人の睡眠時間が大体3~5時間程度だった。
調べてみると、「自由な時間がもったいない」のと「朝が来るのが嫌」という意見が大半。夜だけど眠れないのではなく、夜だから寝たくない。裏を返せば日中が「窮屈」であり、避けたいものであるようだ。

朝が来るのが怖い

「朝が来るのが嫌」というのは、また日常が「スタート」するのが嫌だ、ということだろう。それだけ日中ストレスを感じている、あるいは単純に「つまらない/退屈」と感じているのだと思われる。あんまりハッキリと自覚してないケースも多いだろうが。
結構多くの人がこれは感じているのではないだろうか。なんとなく程度の気持ちかも知れないが、なんとなく避けてる感じの。
あと、根本的に睡眠の重要性を甘く見ている事が多いのではないかと思う。まぁ体質などの要素で平気な人間もいるだろうが、酔っぱらいと同レベルの精神レベルになるだとか、早死にするだとか、睡眠が足りないことに拠るデメリットも色々挙げられている。わかりやすく身近な例だと認知能力が低下する。つまりイージーミス、ヒューマンエラーが増える。




充実感がないと「寝たくない」と思う

充実感や達成感を日中感じられないと、「寝たくない」と思うのだそうだ。その分を自由時間で取り戻そうとし、夜更かしをする。問題はだいたい皆日中つまらんという話であって。はしゃいでるやつのせいでこっちはつまらんまであり得る。
また、プライベートな時間においての「やりたいこと」も、数が増えてきてさっさと片付けないとと思ったりしたらもう「やらなきゃいけないこと」になってしまう。端的に義務感を感じる作業はあまり充実感を与えてくれないと思ったらいいだろう。
では充実感を自由時間で満喫できれば抵抗なくベッドに入れてぐっすり眠れるのかというと、その充実感の「量」が問題になってくる。




どれだけ充実感を感じれば「足りる」のか?

「起きている時間の30%を好きなことにあてたり、思い通りの時間を過ごしたりすると充実感を得られる」というのがNASAが出しているデータとしてあるのだそうだ。こちらでは出典を確認できなかったが。
で、これを睡眠時間7時間として日中に当てはめると 

(24-7)✕0.3=5.1時間。

ふざけんなと。
こんなに好きなことやったり思い通りになってる時間がありゃそりゃ充実感あるわと。
そりゃぐっすり眠れるだろうさと。
だが、「寝よう」と思える時間がいつ来るかを考えると、この「5.1時間」は結構辻褄が合うようにも思える。

仕事して帰ってきて、食事や入浴やら色々済ませて21時だったとして、そこから5.1時間だと夜中の二時。
「夜更かししている人」ですらいい加減そろそろ寝ようと思い始める時間だろう。が、これが正しいのだとしても「寝たくない」という問題の解決に至るためには障害が残る。
まず平日において自由な時間がそこまで用意できないことが多い。仕事もそうだし、プライベートな時間でも「やらなきゃいけないこと」も多いだろう。プライベートな時間と言ってもその時間を好きにできるかと言えばそうでもないだろう。
大抵の場合は時間が足りない。恐らくは「寝るべき時間」と「実際に寝ようと思える時間との差」が、そのまま「足りていない充実感の量」となるだろう。結果的に「寝よう」と思う前に「寝た方がいい時間」が来る。
夜更かしをすれば充実感というパラメータ的には「足りる」わけだが、今度は睡眠が不足する。これでは身体がそのうちもたなくなるだろう。そもそも寝不足自体がストレスだから、充実感をさらに感じられなくなる。悪循環だ。
時間が足りていない場合、どうしても日中に充実感を得る必要が出てくる。即ち仕事か、プライベートの「やらなければならないこと」などに対して充実感を得ることができれば、時間的にも間に合わせることができる。
何より「夜だから寝たくない」という人の中には社会人よりは比較的時間の融通がきくはずの学生も結構いるような印象を受けた。どの道「面白くないことを面白くする努力」は誰にだって必要なのかもしれない。




日中に充実感を得るためにはどうするか?

先に行っておくがすごくつまらない答えで目新しさはない。だが意識するかしないかで違いは大きい。

頑張ってみる

「いつも通り」の「普通」が最も退屈なのは、何の刺激もないからだ。それが出来ると知っていて、手順も頭にあり、それを実行できる。何の意外性もなく、だからつまらない。
だが自分の立ち位置が危うくなるような「挑戦」なんてしたくないだろう。だから人は「退屈」に殺されそうになりながら、退屈の中に身を置く。
じゃあ安心安全でなおかつ刺激があるように日常のタスクを変えるにはどうすればいいかと言うと、達成感を味わえてなおかつリスクがない程度に難易度を弄ればいい。

ハードルをちょっと上げる/新しいことに手を出してみる

「達成動機」:
心理学者ジョン・アトキンソンによれば、人は勝率が五分五分の時が最もそれを「成し遂げたい」と思うのだそうだ。当然それが叶えば達成感は強い。そこから勝率が高くなるほどにできて当然になり達成感は薄まる。逆に低ければ低いほどできた時の達成感は高くはなるが、今度は挑戦自体が苦痛になる。
要するに、新しいことに手を出すというのは「出来るかどうかわからないことをやってみる」ということ。
プライベートにおいてなら、別に失敗したところでまたやればいいだけの話で、失うものは別にない。経験値にはなるだろうし。
「保険」はすでに用意してある。全滅したところで前述の「頑張る」という条件は満たしているからだ。「頑張った」と自分で感じられるというのは充実感を感じるには十分だろう?
「挑戦」という言葉は暑苦しい連中の汗や手垢に塗れた言葉になってしまっているが、軽い気持ちで何かちょっとした挑戦をしてみよう。
仕事においては博打をするのはちょっと無理がある。まぁ誰だって職場では真面目に振る舞っていたいだろう。じゃあ正当な方向で刺激を楽しめる程度にハードルを上げよう。

リスクゼロで達成感を味わう方法はある。一つ上を目指すことだ。


充実感や達成感さえ得られれば良いわけだから、いつもの作業でもタイムアタックをしてみるだとか、今より上のクオリティを目指してみるだとか、色々工夫の余地はあるだろう。

飽きて慣れきったタスクに対してはタイムアタックは特に勧めることができる。会社から見てもメリットがあるしwinーwinだろう。速さだけでクオリティ落ちたら話しにならんが。




「成果」を挙げる

同じことをやり遂げても、充実感を得られる人と得られない人がいる。自分を見る目が厳しいタイプは特に自分のだめな部分に目が行ってしまい、素直に喜べない。心の癖のようなものだが、こういった場合には自分を「説得」するための証拠が有効になる。
「成果」を挙げるのが一番分かり易いが、この場合の成果は「自分で立てた目標」がいい。これなら前述した、「自分の思い通りの時間を過ごしている」に該当することができる。他人から求められているものは「できて当たり前」「できなきゃいけない」になりがちだし。
で、問題になるのがその難易度だが、小さなものにすること。張り切って御大層な目標を立てるのも結構なことだが、今日一日で達成感感じられなきゃ今回意味ないでしょ! ということで、今日ちょっと頑張ればできる、程度に留めること。

単純にログをつけるだけでもいい。ごちゃごちゃしたtodoリストを「見ただけで疲れる」のと同様に、終わらせたことの一覧も「見ただけで達成感を感じられる」。「今日はこれだけやったのだ」と。眠れるほどの数かどうかはその人次第ですが。




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