日本人三名がノーベル物理学賞を受賞
今話題の青色発光ダイオード。発明者である名城大学教授・赤崎勇氏、名古屋大学教授・天野宏氏、カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授の中村修二氏の三名はノーベル物理学賞を受賞することとなりました。
そもそもLEDとは?
LEDは「Light Emitting Diode」の頭文字であり、発光ダイオードと訳されています。蛍光灯と比べ寿命が4倍ほど長く、消費電力も少ないので、オーディオ機器のディスプレイなどに昔から使われていました。
知っている人も多いかと思いますが、紫外線をほとんど出さないことも特徴としてあげられます。このため街灯に使っても虫を寄せ付けず、美術館の照明に使っても美術品を痛めることが比較的ありません。
青色LEDはノーベル物理学賞をもらえるほどにすごいのか?
青色LEDの何がすごくてノーベル賞がもらえたのでしょうか。色が違うだけなら大したことないじゃないかと思う人もいるかもしれません。
LEDの発光色は、その材料によって違います。赤と緑は昔からあったので覚えている人もいるでしょう。ですが今まで青はありませんでした。青色を出す材料がなかなか見つからなかったのです。
白い光に青いフィルムでも貼り付ければいいじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、光の三原色である赤、青、緑が揃わないと、そもそも「白い光」が作れません。
光の三原色が揃った
今回窒化ガリウムという材料を使うことによって青色LEDが開発されたことは、青色が使えるようになっただけではなく、「光の三原色が揃った」という意味があるのです。
このためディスプレイ、家庭用の照明、前述した街灯や美術館などでも使うことが出来るようになりました。パソコンのモニターでもLEDが使用されている物が出始めています。
また、3月11日の地震と津波、そして原発事故によって生まれた節電意識から、消費電力の少ないLED照明に切り替えようという意見も出ています。これらも青色LEDが開発され、光の三原色が揃わないとありえない話だったでしょう。
青色LEDはわかりやすい文明への貢献だった
この発明は、とても分かりやすい形で身近な影響を与えた発明であったと思います。青色LEDが発表されてから瞬く間に家庭用の照明LEDが発売され、長持ちするからと我が家でもトイレや玄関に導入しています。
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