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カビケーキのスポンジ生地を製造した不二家埼玉工場の過去

カビケーキのスポンジ生地を製造した不二家埼玉工場の過去




商品である「ショートケーキS」にカビが生えていたとされる件で、保健所の立入検査も行われた不二家埼玉工場。立入検査はこれが初めてじゃない。


「ショートケーキS」自体の製造は不二家レストラン古河東本町店(茨城県古河市)のようだが、スポンジ生地は不二家埼玉工場で製造されたと公式サイトのお知らせに明記されている。


2007年の社内規程を超過した牛乳を使用してシュークリームを作り、そこから派生して衛生基準が並以下だったことが判明していた。


当時発覚した内容は、過去記事を参照。


ダメな「もったいない精神」なのか、数々の消費期限、賞味期限、社内規程違反の材料を使って色々な「食品」を作っていたことが公表されている。


また、原料消費・賞味期限チェック表を隠そうとしていたことも、二度目の立ち入り検査で発覚している。




不二家の内部調査の結果



不二家が公表している記事によると、「思い出したことは確実じゃなくていいから全部話せ」という条件で聞き取りをした所、期限切れ原料を使った商品のうち誰の指示だったかが判明したのが18件中2件、一つは上司の指示、もう一つは年上の一般職の指示とのこと。
これは、個人ではなく工場単位の認識で「多少期限が切れていても構わないだろう」という考えを持っていたということが推測できないだろうか。




埼玉工場はISOを一時停止された



挙句の果てに埼玉工場はすでに取得していたISO14001の臨時審査を受け、その結果登録を一時停止されている。


ISO14001とは国際規格であり、埼玉工場は基本理念である「食を通じて人々の健康と安全を守り続ける」という点、そして食品衛生マニュアルなどが不適合だとされたということ。


一度合格したということは、その時点では何をしたらいいか、何をするべきなのかわかっていたのだろう。時間が経っていい加減になっていったのか。


不二家は同年3月に「新しい不二家に生まれ変わります」として改善策を発表している。


今回のカビケーキが捏造ではなく本物だったとハッキリと判明したら、埼玉工場はまたやらかしたということになるだろう。


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不二家の不祥事・事件 2007年

カビケーキの件で不二家に保健所が立入検査


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