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成長するためにPDCAサイクルを回す

成長するためにPDCAサイクルを回す



9/9 加筆

・PDCAサイクルとは

Plan:計画
Do:実行
Check:評価
Action:改善
の頭文字を取ったもの。

別名として提唱者達にちなんだシューハートサイクル、デミングホイールとも。



・PDCAはビジネス上の基本だが、基本だからこそできていないといつまでも成長できない。

断言するが、P,D,C,Aのどれが欠けても満足な成長はできない。

いつまでもそのままか、的はずれな努力、或いは非効率的なことをいつまでも続けるハメになるだろう。

・PDCAサイクルは企業やビジネスマンだけのものじゃない。受験勉強だろうが家事だろうが応用できる。

あなたが「成長したい」「もっと良くしたい」と思うなら、PDCAを意識してみるべきだ。

Plan:計画

・無計画に作業をしたところで、それは対症療法にすぎない。仕事だろうが個人的な目的だろうが、それらは事態が前進しなければその場凌ぎで終わる。

・計画をたてる際、間違っても見栄を張ってはならない。計画は「あなたがゴールにたどり着くまでの手順の予定」でなければならない。

・この時点でゴール=目標を設定しておかないと、特に組織では動きが鈍る。目指しているものが伝わっていないなら、言われたとおりにしか動きようがないだろう。

集団でのプロジェクトならば「計画、目標をメンバーで共有する」ということもやっておかなければならない。

何を目指すのかが分かれば、そのために自分が何が出来るのかといった「チームでの自分の役割」もまた各々が考えることが出来る。

・共有でき、具体的なゴール。つまりは目標の数値化。

・計画には、時間管理などを含めた総合的な「実力」を加味する必要がある。シビアに、現実的に。「こうなったらいいな」みたいな都合のいい夢想ではいけない。

Do:実行

・実行の段階では、組織では報告、個人では気づきを大切にしたい。実際にやってみて、プランの通りに行きそうもないのなら計画は練り直す必要があるからだ。

それが遅れれば遅れるほど、時間という名のリソースは失われる。「やり直しが間に合わない」となったら、リスクが在ると分かっていても進むしか無いということも在り得る。

・後で報告や確認の必要が生ずる。時間や数など、作業内容はなるべく数値化、データ化しておきたい。

・進捗度には注意する。遅れているのなら効率が悪い方法、問題のあるやり方、そもそも実力を見誤っているなどの可能性がある。

Check:評価

・これには「点検」も含まれる。最終評価でやるだけではなく、常日頃から計画通りに物事が進んでいるかは確認する。

・計画時点での矛盾や実行フェイズで気づいた懸念材料など、ミスや失敗の原因と成り得る要素は結構あるものだ。

・労働災害を統計的に分析した「ハインリッヒの法則」というものがある。1件の大きな事故や災害の前には、29件の小さな事故や災害、300件の事故にはならないが危険だった出来事がある、というものだ。

前向きに考えれば、329回も大きなミスや事故を未然に防ぐチャンスが有る、ということになる。これらのチャンスは活かすべきだろう。そのためにはこれらに気づき、問題視する必要がある。

ちなみにハインリッヒは「災害防止の祖父」と言われているそうな。

・無事に目的を果たせたとしても、計画通りにいかなかった部分というものは所々あるだろう。これらも前述の「ミス防止のチャンス」に該当すると考えたほうがいい。

今回は無事終わったとする。同じやり方で次もやったとして、本当にまた無事に終わるかどうか。それらも考えてみよう。

・今まで完璧だった方法ですら、環境が変わることに拠って最適解ではなくなることがある。

影響を受けすぎるのも考えものだが、少なくとも「今まで大丈夫だったからこれからも大丈夫」というのは通用しないことは意識するべきだ。

・成功の場合、ただの偶然も在り得る。失敗の場合はほとんどが必然だ。まぁ成功失敗の定義にもよるが。

まぐれ当たりをもう一度再現しようと回数だけをこなすよりは、失敗する理由を潰して回ったほうがいい。

Action:改善

・行動ではなく改善。Checkで確認された問題点への対処などを織り込んだもの。

・「サイクル」であることを忘れてはならない。Aを織り込んでPに再び戻り、D→C→Aと進んでいく。

Aと次のサイクルのPは繋がっていると思えばいい。つまり、AとはPを練り直すことである。

・改善が有効だったか逆効果だったかの確認に時間がかかる場合が多い。追跡調査は必須。次のサイクルのCheckで要確認。

・サイクルを回し続けないかぎり、たとえ今現在最適解な方法を身につけ、実践していたとしても、その内必ず「時代遅れ」になる。

その時慌てて新しい方法を探しても遅い。身に付けるには時間がかかる。わかりやすく解説、理論化された方法も在るかもしれないが、それですらだ。

そもそも、一般化されている時点でそれはすぐに陳腐化する。第一線に立っていると自認するのなら、また慌てて次を探すことになるだろう。


PDCAができているか

・何よりも、P,D,C,Aは全てしっかりと行われなくてはならない。バランスが崩れている場合は上手く回らない。

計画はしっかりと立てたのか。ちゃんと行動できているのか。確認、点検は適切に行なっているか。その場しのぎではない有効な改善案を出せているのか。

・最も大きな落とし穴は、「やってるつもり」である場合。

特に計画と改善。十分な情報収集、試算、精査をせずに思いつきだけで次のサイクルに流してしまうと他が全部腐る。

Cもまた、ただの「見張り」では意味が無い。それで稼げるのはヘイトだけだ。

スタッフ単位で見ればD=行動の時、CやAに繋がる情報(問題点、不満、気づき)を記録、報告しない傾向が強い。お国柄か信頼関係が皆無なのかはそれぞれだろう。

個人単位のプロジェクト(勉強や目標も含む)でも同様のことが言える。

  • 夢見がちな計画
  • ただひたすらこなすだけの努力
  • 出来たか出来てないかだけのチェック
  • 「次はもっと頑張る」というだけの改善案

組織でも個人でも、このダメなサイクルで回していると、そのうち自信喪失してやる気を無くすか過労で倒れるかだろう。

どうにも「ダメだったらもっと頑張ればいい」というのが一番にあって、だからDに於いての気づき・報告とCが甘くなる気がする。やっぱりお国柄かな?

とても上手な表現を見つけた。
やっぱりお国柄だ(確信)。

この負のPDCAサイクルはP=計画がゴミレベルだった場合にこうなる、というのがとてもよくわかる。素晴らしい。

本来は、Dでの報告や気づき、Cでの見直し、Aでの改善を新しくPに織り込むという形で初手がゴミでも回らないこともないはずなんだが、大抵は黙って言われたとおりに続けて最終的にみんなで残業・徹夜で何とかする、だろう。

『「サンクコストの見誤り」 またはコンコルド効果』の時にも書いたが、とにかく人間は止まったり考えなおすのが下手な生き物のようだ。

周りがそんなんだからこそ、自分たちだけそれがちゃんとできれば競争力が上がるわけで。

◆問題視しないから改善につながらない


・成長しない、学ばない(似たようなことを何度もやらかす)人間/組織は大抵PDでサイクルが切れている。

D=行動で安心して、C=チェックにつながらない。CをやらないからA=改善なんて思い浮かばない。

  • 出来たから問題ない。
  • 終わったから問題ない。
  • 済んだことだからもういいだろう。
  • できたんだから次も出来るだろう。
  • 出来なかったけどもう一回やれば出来るだろう。
  • 今度から気をつけます。
  • 次はもっと頑張ります。

こんな感じ。事の大小を問わなければこういった傾向はやってしまいがちだ。特に「気をつければいいだけの話」だと思いがちじゃないだろうか。これも精神論だろう。

確かにミスや事故のほとんどは油断から生まれる。確かに気をつけてればいいだけの話だ。

だが、現実には長時間気を張っているというのは無理に近い。人間の集中力はあまり長くは持たないし、気が散っているのが自然体だ。だからこそシステム的、パターン的な解明と改善は重要となる。

・タスクが終わらない、遅延する場合はPとDの関係に矛盾があるはずだ。

計画に無理がなかったか、作業効率は問題ないのか。その辺りをCとして吟味、Aとして反映、実践すること。
C→AによりPは変化する。つまりは今までできていたことができなくなる可能性も生まれる。

◆日々是精進

・老子の言葉に「大器は晩成す」と言う言葉がある。一般的には「成長は遅いが最終的に高スペックになる」、みたいな意味だと思われている。

本来の意味も似たようなものだとする向きが多いが、「立派な人間はいつまでも成長し続ける」というような意味ではないか、とする解釈もある。

・孔子もまた「君子は豹変す」との言葉を残している。

立派な人間は自分を改めることに躊躇しないから人が変わったように感じると言う意味だ(なんか現代では「豹変」という言葉に悪いイメージが付いてるが)。

・英語圏では A wise man changes his mind, a fool never.(賢者は考えを変えるが、偶者は決して変えない)という言葉がある。

・進化における仮説の一つには赤の女王理論(または赤の女王仮説)なんてのもある。


ルイス・キャロル著『鏡の国のアリス』の登場人物、赤の女王の「その場に留まるには全力で走り続けるしか無い」という台詞が元ネタ。


ざっくり説明すると、一つの種族が生存し続けるためには進化/適応し続けるしか無い、という話。

全ての種族は生存のために進化/適応する。拠って進化しない限りは必ず「取り残される」からだ。こうなると「エサ」としての立ち位置しか残らない。


個人の場合はもっと酷いだろう。もしも邪魔者か獲物にしかなれなくなったとしたら。


弱肉強食な世界にうんざりしている、という人もいるだろう。そういった人もまた自衛のために成長する必要はある。だったら成長し強くなり、尚且つ無害であればいい。そんな人間が増えれば世の中が良くなるだろうね。
要するに、全ての事柄は現状維持をするだけではその内現状維持すらできなくなる。

そしてただ走るだけじゃダメだろう。道を間違えればすっ転ぶか転落するかだ。そうならないためには、PDCAサイクルは必要だといえる。


◆劇的な成長なんて必要ない

・PDCAサイクルは回し続けることに拠って改善、成長を続けるシステムだ。一見地味であり、成果がすぐに欲しい者は苦手な分野だろう。

または強迫観念レベルで「成果を出さなきゃならない!」と思い込んでしまうタイプもある。

どの道、焦ると今までの積み重ねすら失うリスクがある「博打」に自ら飛び込みかねない。

だからこそ知っておくべきことは、一日1%の改善でいい、ということだ。まぁ結構有名な話なんだが。

一日1%の改善で101%の成果に、その次の日には101%から1%のさらなる改善を……と続けていくと、72日目で初日の二倍に、365日後には37.7834343329倍になる。
小数点の位置は間違っていないよ。約38倍だ。

もちろん今の段階では絵に描いた餅だ。一年後に38倍近くの成長をしているか、今と大して変わらないかは毎日の1%の改善に掛かっている。継続は力なり。

完全に蛇足だが、1%の「改悪、或いは劣化」を365日続けた場合には0.02551796445%になる。元の性能の約0.03倍、3%だ。


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