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行動力と挑戦するべき理由

行動力と挑戦するべき理由



行動力がない、と悩む人間は多い。
一方その横をどんどん進んでいく者もいる。

行動力がない人間は「失敗したくない」と言う思いが強く、「だからやらないほうがいい」という結論になりやすい。

何もしなければ、何かを得ることはない。
今持っているものすら、いずれ失うかもしれない。
自分で「これはやるべきだ」と思うことなら行動できるくらいには行動力はあったほうがいいだろう。

◆目次

◆「完璧な答えなど無い」と知る

◆「手を付け始める前にすべてを決めなければならない」わけじゃない

◆「後からカバーできる」ことを知る

◆「早めに、少しでも手を付ける」

◆「次の時、もっとうまくやるには」を考える

◆「勝率6割」


「何故行動できないのか」は今回割愛する。
この話をすると結局、「だからあなたはこうなんだ」と言う暗示になりかねない。
やる気が既にあるなら不要だろう。

だから、行動に到れる考え方などを用意した。





◆「完璧な答えなど無い」と知る

特に人目が気になる性格の場合、失敗しないようにと考えすぎて行動に移れない傾向が強い。
こういった人は「絶対に大丈夫である、完璧な答え」を見つけようとするが、そんなものがある課題はあんまりない。

大丈夫だと確信出来るまで待っていたら大抵の場合時間が足りなくなる。

◆「手を付け始める前にすべてを決めなければならない」わけじゃない

行動力がない人は緻密かつハードなスケジュールを立てる傾向がある。やはり「失敗したくない」心理の現れだろう。
これは大抵見るだけ/聞いただけで疲れるレベルのものだ。実際に行動したほうが大抵早い。

安楽椅子探偵や預言者になりたいなら話は別だが、そうじゃないなら行動したいことを小分けにし、少しずつでも削っていったほうがずっと早い。

◆「後からカバーできる」ことを知る

「想定外のことが起こったら終わりだ」と思っていると行動できなくなる。
想定外のことが起こっても、調査や工夫で乗り越えることは出来る。
「後から手を加える」ことも出来るのだということを知っておいたほうがいいだろう。

これを失念するのは、前述の「綿密な計画」とそのプレッシャーのせいで行動中に考える余裕や時間が潰れているからだ。




◆「早めに、少しでも手を付ける」

大抵の場合、時間と情報があればなんとかなる。
時間は早く手を付ければそれで解決する。
情報の中で一番良質かつあなたに必要なものは「実際にやってどうだったか」というものだ。

問題がなければそのままさっさと終わらせればいい。
問題が有ったなら時間を割いて対処できる。

故に「早めに、少しでも手を付ける」。

◆「次の時、もっとうまくやるには」を考える

個性が別れるところだが、失敗すると「二度とやらん」と結論づけて全力で避ける人もいる。
これだと世の中がやりたくないことだらけになる。
長く生きれば生きるほど、苦手なこと、嫌いなことが増えていくだろう。当たり前だが。

月並みな台詞だが、初めからうまくいくとは限らない。誰だって。
挑戦する人、しない人の違いは「次」を考えるかどうかだ。

しない人は「次」を捨てている。
だから「今」が全てになって、完勝か完敗かの白黒思考に陥る。

挑戦しつづける、行動力のある人は「次」を意識している。
だからたとえ失敗してもデータ集収、敗因の分析などを行い次のために「準備する」。

大事なことだが、これは失敗した時や成功したときなど「終わった時」の話じゃない。

「やる前から次はもっとうまくやるつもりでいる」と言う話だ。
そうじゃないと実行中にコツや問題点に気づけ無い。

「次は無いぞ」と言うときに困らないためにも、日頃から成長・学習は意識した方がいいだろう。
そのための挑戦、つまりは経験値稼ぎだ。

◆「勝率6割」

人間が成功において一番達成感を味わえるのは「出来るかどうかわからないことが出来た時」だそうだ。
要するに勝率5割の時が最も達成感を味わえる。

勝率が高い物事だと「勝って当然」の退屈な作業に成り下がる。
逆に勝率が低すぎると「負け癖」が付きかねない。

わざわざ手を抜いて難易度を上げるのはナンセンスだ(緊急中毒など無意識にそれをやっている人間はいるが)。
どうせ出来ないこと、難しいことなんて山ほどあるんだから上を目指したほうが得だろう。

勝率5割でも良いんだが、正直な所誰だって失敗はしたくない。
失敗が好きというマゾはあんまりいないし、5割という「ギャンブル」の時点で嫌気が指す人が多いかもしれない。

「勝率が6割で挑戦」にすると、これが大きく違ってくる。
勝率が6割だと「挑戦すれば挑戦するほど勝ち点が貯まる」からだ。

加えて前述の「次にもっとうまくやるには」を常に考えていれば、勝率はもっと上がっていく。
やればやるほど出来ることは増え、可能性は広がる。

注意点は、まぁ……わかると思うが。
「自分が見立てた勝率が正確とは限らない」という点。
これもまた、「次はもっとうまくやる」の心構えで鍛えていくしか無いだろう。

友人相手のチェスなどの盤上の話なら熟考すればするほど勝率が上がる。
だが、それ以外は大抵の場合時間制限付きだ。
やるかやらないか迷っているだけでチャンスが流れてしまうこともある。

そういったときに「踏み込める」ように、日頃小さなことから慣らしておこう。

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