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築地・豊洲新市場の盛土、地下空間、水問題

築地・豊洲新市場の盛土、地下空間、水問題

 
9/21 更新
9/17 更新

§目次

◆現在の状況
◆概要
◆なぜ盛土をしなかったことが騒がれるのか
◆ベンゼンとは
◆ヒ素
◆アルカリ性の水
◆共産党が発表した地下空間の水の検査結果

◆現在の状況

・小池百合子都知事が週内にも中間報告を公表予定。

・28日の都議会ではこの問題が追求されると予想されている。

・地下空間だけではなく、貯水タンクも設けられていたらしい。

・公明党の20日の発表では地下空間の水から1リットルあたり0.1ミリグラムの「シアン化合物」が検出されたとのこと。ただ、東京都の発表ではシアン化合物は不検出とされている。

東京都と共産党の検査ではシアン化合物は「不検出」。公明党の発表とはで違っている。
理由としてはこれだろうか。
シアン化合物の環境基準は「不検出」で、0・1ミリ・グラム未満は「不検出」とみなされる。

仮説として、
1:水の採取の時期、場所の違いや検査機関の違いによる誤差。
2:それぞれの立場で都合がいい様に数値の切り捨て、または切り上げをした。
こんなところじゃないか。

1は報道時によって水深が違っていたことからも(つまりは水だけが増減していたとしたら)、汚染物質が濃くなったり薄くなったりは考えられる。確か騒ぎが始まる前後は雨が降ったりやんだりの空模様だったし。
2はノーコメントで。政治家のやることなんぞ元から黒すぎてめんどくさい。

・ちょっと気になることがある。上記引用の「0.1ミリグラム未満は不検出」という点だが、環境省のHPによれば全シアンの基準値は「検出されないこと」になっている。
つまり0.1以上でアウト、ということになる。

参照:環境庁 地下水の水質汚濁に係る環境基準について 別表及び付表

だが環境省の地下水の水質汚濁に係る環境基準についての別表及び付表には、例えばカドミウムなどは1リットル辺り0.003mgだとか、そういった感じでかなり細かい。

一番細かくて水銀の0.0005mg/L以下だ。小数点第4位まである。

シアンの条件が「検出されないこと」なのに0.1mg未満ならセーフ、と言うのはちょっと不自然だと思うんだが。他と比べてこれだとかなり緩すぎる。気にし過ぎかな。

◆概要


  1. 豊洲新市場の予定地は元は東京ガスの工場があり、土壌汚染が深刻だった。
  2. 「盛土すれば影響はない」みたいなことを以前からいいつつ着工。
  3. 盛土してなかった。

・地下に謎の空間があり、そこに水(雨水or地下水)が溜まっていた。
まだハッキリとはしていないが、その水は「強アルカリ性」であると報道されている。

地下水も雨水も強アルカリと言うことのは滅多にないので、なにか溶け込んでいるのは間違いないようだ。
(東京ガス時代からの影響で、元から地下水がph10のアルカリ性であるという話もある)

・この件により、移転話は延期された。

2016年8月30日、東京都知事の小池百合子は、同年秋に予定されていた当市場の移転を延期すると発表した[15]。

◇豊洲市場盛り土をめぐる経緯
2007年 5月 専門家会議初会合
  08年 5月 石原慎太郎都知事(当時)「地下にコンクリート箱を埋める」案に言及
      7月 専門家会議が敷地全体での盛り土を提言
      8月 技術会議設置、土壌汚染対策の工法検討スタート
     12月 都が技術会議に「地下水浄化の作業空間が必要」と説明
  11年 6月 地下空間が設けられた基本設計書まとまる
  14年10月 土壌汚染対策工事が完了
     11月 技術会議、土壌汚染対策工事の完了確認
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092000779&g=pol

◆なぜ盛土をしなかったことが騒がれるのか

豊洲新市場の土地は、元々は東京ガスの工場跡地だったらしい。

都市ガス生成時に有害物質が副産物的に発生するため、その土地は元からかなり汚染されていた。

豊洲市場の敷地は東京ガスの工場跡地で、土壌から高濃度のベンゼンなどの有害物質が検出されたため、都は平成23年から約858億円をかけて対策工事を実施した。
メディアがベンゼンベンゼン言ってるのはこれのせいだろう。

もともとどのくらい汚染されていたかというと……
都が2007年(平成19年)10月6日に発表した調査結果で地下水はベンゼン、シアン化合物、鉛、ヒ素が環境基準を、土壌はベンゼン、シアン化合物、ヒ素が環境基準を上回る汚染が明らかになった(ベンゼンにいたっては国の基準の1500倍の濃度の検出であった[要出典])。
「シアン化合物」は詳しく調べてみると死ぬレベルの毒だった。まぁこれについてはバクテリア、菌類、藻類が作ったりもするらしい。
シアン化合物は、一般に人体に有毒であり、ごく少量で死に至る。このことから、しばしば、シアン化合物による中毒死を目的として、毒殺や自殺に利用されてきた経緯がある。
まぁどれにしたって問題は「量」なのだが。

環境基準を上回るレベルの汚染は初めから確認されていた。要するに「人体に悪影響を及ぼしかねない」と言う認識でいいだろう。短期的か長期的かはともかく。

なんというか……。食べ物売る場所じゃないな。広い土地を用意するとなるとこういう問題は多そうなもんだが。

この汚染状態から「今は大丈夫」なんて言われても初めから無理が在る気がする。客の心理的に。


実際に2015年3月21日には「移転反対のパレード」が関係者達により行われている。

移転に反対する水谷和子氏は「実際は汚染除去が済んでいない状態であり、東京都は汚染対策費を圧縮するためにデータをねつ造しているのでは?」と指摘した。

http://diamond.jp/articles/-/68804


この記事では「移転反対は9割」とされている。

・一応言っておくと、土壌が汚染されていることは東京ガスから東京都側へしっかり伝えられてはいるらしい。

◆ベンゼンとは

人体に対しては発がん性物質。昔は色々と使われていたようだ。
無色で、甘い芳香を持つ引火性の高い液体である。

自然界では火山噴火や森林火災でも発生し、タバコの主流煙・副流煙にも含まれる。

日本では労働安全衛生法および特化則により溶剤としての利用は原則禁止されている。

2006年春以降英国などの諸外国で清涼飲料水からベンゼンが低濃度検出されることが公表され、10ppbを越える製品の自主回収が要請された。

日本でも厚生労働省医薬食品局食品安全部が市販の清涼飲料水を調査し、1つの製品で70ppbを超える濃度が検出され、自主回収を要請した[13]。

都市ガス製造時に生成しガス製造施設で高濃度のベンゼンによる土壌汚染[14]や地下水汚染[15]が公表されている。

- 労働基準法:がん原性化学物質、疾病化学物質


ベンゼンはす べての経路(吸入,皮膚,経口)により吸収され,吸入が最も重要なばく露経路であることが示唆される。

肝臓がベンゼンの 主な代謝部位であるが,骨髄における代謝がベンゼンの血液毒性と白血病誘発作用に関係があるらしい。

ベンゼンの慢性ばく露 は骨髄の機能低下を引き起こし,白血球減少,貧血,および/または血小板減少として現れ,汎血球減少と 無形成性貧血に至る。

反復投与試験でベンゼンはリンパ球減少,貧血,全種類の抹消血球の減少に特徴付けられる汎血球減少, 顕著な骨髄前駆細胞の減少を用量依存性に引き起こした。

骨髄には細胞減少または細胞増加が認められたが, 正常な数の細胞または正常な形の細胞はつくられていなかった。

192mg/m(3 60ppm) のベンゼンへの約 1 週間のばく露は,大きな顆粒リンパ球の割合の上昇を引き起こすことがあり,重度の骨 髄への影響も特異的な細胞減少も引き起こさない。

これより高い濃度ではベンゼンは無形成性貧血を導き, 4 一般社団法人 日本化学物質安全・情報センター 死にいたることもある。ある総論では患者の 13%が死亡すると示唆している(特発性無形成性貧血では 85%)。

要するに高濃度のベンゼンに長期間暴露すると最悪死ぬようだ。現代ではブラック企業じゃないかぎり大丈夫だとは思うが。

特にベンゼンの健康影響として再生不良性貧血の報告は多いらしい。

また、骨髄性白血病とベンゼンとの因果関係は立証されている。

・築地は卸売市場である。売り物は食品だ。
商品そのものじゃなくても「場所が汚染されている」というだけで避ける理由には十分だろう。

例え毒性のある成分が発見されず、安全宣言がされたとしても、客は寄り付かないと思われる。

今回の話が広まった時点で移転をすることのリスクが相当跳ね上がったのではないか。

引火点が -11℃であること。強い毒性を持つこと。水より軽く、水に溶けないことなどを押さえておきましょう。
比重が0.88。1より小さければ「水より軽い」ということ。本当に地下水で、アレだけ水が溜まっていれば浮いてくるだろう。

例の地下水にベンゼンが含まれているかどうかは恐らくすぐに分かることだろう。水に溶けないし。

ちなみに「ベンジン」とベンゼンは全くの別物らしい。

◆ヒ素

19世紀イタリアで「inheritance powder (相続薬)」というあだ名がつけられていた物質。

遺産相続を確実にするため、早めるために「使われた」ことが多かったそうな。

一方現代では簡単に暴露量を測定できるそうだ。元からそういった「分かりやすい毒」なのか、危険故に測定法が発達したのかはわからないが。

いずれにせよ、現代では即効でバレるので毒殺においては「愚者の毒物」と言われているそうな。

ヒ素による事件は、日本での有名ドコロだと「和歌山毒物カレー事件」がある。
犯人は他人を勝手に生命保険に入れた挙句、夏祭りの出し物のカレーにヒ素入れて殺そうとした。

また、慢性的な中毒に依る症状は以下。
症状が高度になると、癌や四肢末端の壊疽が発生するので早急な治療が必要である。

ヒ素侵入後数年~十数年して、慢性ヒ素中毒が発生する。症状として皮膚の色素沈着(点状またはびまん性)、白斑(点状または雨だれ状)、盛り上がった硬化(keratosis,角化症)、ボーエン病、皮膚癌(基底細胞癌、有棘細胞癌)、肺癌、腎臓癌、膀胱癌、壊疽などが発生する。

皮膚の変化の部位は露出部もあるが、特に衣服に覆われている部分に出現する場合も多い。
ヒ素の慢性中毒は、政治家が大好きな「直ちに影響はない」タイプの有害物質となる。

こういった「後遺症」的な症状は因果関係の解明がかなりめんどくさく、長期的な訴訟沙汰や泣き寝入りなどもあるだろう。

検査は高精度らしいが、日常的に口にする海藻の類にもヒ素が元から含まれているものが多い。健康被害があったとして、因果関係証明は難しくなるのではないか。特にひじき。詳しくは以下。
スーパーなどで販売されている乾燥ひじき10検体を検査しました。

ひじきには1キログラム当たり34~117ミリグラムのヒ素が含まれていました。

10検体のヒ素含有量(平均値)は下のグラフのようになりました。

わかめなど他の海草に含まれるヒ素量は、おおむね1キログラム当たり10ミリグラム以下なのでひじきには多く含まれています。

産地による違いはありませんでした。
まぁどんな薬物、毒物でも言えることだが量による。水質検査の結果見つかったヒ素も基準値以下だったので、これだけでは騒ぐには至らない、というか騒げないと思う。

◆アルカリ性の水

現状は地下水か雨水か海水かもはっきりしていない。溜まっている水の深さを測った別の日には水が増えていたなんて報道も有った。

構造上、元から水は溜まりやすく、しかもどこからの水かは分からづらいものらしい。

9/16頃に検査結果が出る予定らしい。

現段階ではリトマス試験紙の色から見てph12-14くらいじゃないかと言われてもいる。


いやいや、あの色はせいぜいph10くらいだろという声もある。

元からの汚染で、地下水自体が元々ph10だったと言う話もある。

一般的には海水や雨水は弱酸性、海水は海面は弱アルカリ、深くなるに連れてphは下がって(酸性になって)いく。

ちなみにコンクリートはph12~13の強アルカリだそうだ。高いアルカリを保つことで鉄筋コンクリートの鉄筋部分が錆びる(酸化する)ことを防ぐ効果もあるんだとか。
……流れ出てるとしたら鉄筋大丈夫か?

もうめんどくさいから地下水を汲みとって豊洲の水と比べたほうが早いんじゃないのか。なんで「成分比較」じゃなくて「成分分析」してるんだろうか。

◆共産党が発表した地下空間の水の検査結果

・ベンゼン、シアン、六価クロムに於いては検出なし。
・ヒ素は有ったが基準値未満。
共産党都議団は2016年9月16日夜、民間検査機関の分析結果を発表した。

「地下水とみられる」としたが、さらに抜本的な調査が必要なことも認めている。

  検査結果によると、4種類の化学物質について調べたが、東京ガスの施設から漏れていたとされるベンゼンやシアン、六価クロムについては検出されなかった。

しかし、ヒ素については、1リットル当たり0.004ミリグラム検出されたが、環境基準の0.01ミリグラムには満たなかった。

共産党は会見で、「ヒ素は雨水に含まれないことから、たまり水は地下水とみられる」とする日本環境学会元会長の畑明郎氏のコメントを紹介した。

畑氏は、揮発しにくいヒ素とは違い水が長くたまっている間に、ベンゼンなどは蒸発してしまった可能性があるという見方を示している。

共産党側は、工場で石炭を燃やしたときの灰の影響の可能性があるとしている。青果棟などを建てる前の07年5月に共産党が地下水を調べたときも、強アルカリ性だったとしている。
共産党側はヒ素については土壌汚染とは関係なく紛れ込んだ可能性も否定していないようだ。

次は地下空間の空気中にベンゼンがないか調べるべきだと思うけどそんな話は出ていない。
あと「民間検査機関」がどこか知りたい。
それっぽいのは見つけられたんだが……確実じゃない。
ぶっちゃけその会社、出資者が建設・住宅関連という話だったし。

東京都が小池の指示で独自で水質調査を進めているらしいが、そちらはまだ未発表。
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