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ADHDとワーキングメモリ(短期記憶)

ADHDとワーキングメモリ(短期記憶)

ADHDの有名な症状としては、忘れ物をする、片付けられない、些細なミスが多いなどが挙げられる。これらは集中できない時だったり、疲れていたり、睡眠不足だったり、加齢に伴い経験する事柄でもある。





不注意、落ち着きが無い、思いつきで動き回るとされるADHDの症状に対して、ワーキングメモリ(短期記憶)が十分ではないからだとする説がある。


物忘れを例に上げるとわかりやすいだろう。さっきまで手に持っていたものをどこに置いたかわからない、散らかしたことを忘れるから片付けもしないなど。


人が話している最中に、思いついたことを割り込んでまで話す人がいて、なぜなのか聞いてみたことがある(人の話を遮るのもADHDの症状の一つだ)。


「すぐに言わないと忘れちゃうから!」だそうな。


もちろん発言内容は割りこむ意味があるものではなかったし、失言が多かった。話の内容も方向性が安定してなかった。






 

まぁそれはともかく「忘れそうだから今すぐに」という心理があるとすれば、短期記憶が弱いと衝動的、多動的になるという話も理解は出来る。


ワーキングメモリとは

「メモリ」というとおり、パソコンのメモリをイメージすればそれで大体合ってる。一時的な記憶の保持をする部分だ。パソコンのメモリは「机の上」によく例えられる。広ければ広いほどいろいろな作業が、並行してできる。


一例を上げると、あなたが台所へ飲み物を行って、家の電話が1コールだけ鳴ったとしよう。ワン切りである。迷惑だね。その後「あれ、何しに台所へ来たんだっけ?」となったらワーキングメモリが衰えてきているのかもしれない。


ワーキングメモリチェック

あなたの脳のワーキングメモリ力は? 


要するに作業を中断したとき、元の作業に再び復帰できるかどうかだ。「心のメモ」と例えられることもある。


ワーキングメモリが上手く働いていない人は、別に脳に問題があるわけではなく、ただ単に「使い方」が下手だということらしい。先ほどのメモの例えで言えば、「そもそもメモる内容が間違っている」という感じで。変な一部分だけ覚えていて、全体像だとか、話の流れだとかは残念だったりする。


ちなみにワーキングメモリの最盛期は20代から30代までの間。それから後は年とともに衰えていく傾向にある。


鍛えれば鍛えるほどに伸びるようで、別にADHDじゃなくてもトレーニングを習慣にしたほうがいいだろう。ワーキングメモリを鍛えると、認知症やうつ病の予防に、実行力や要領が良くなるなどと言われており、いいことづくめだ。


ワーキングメモリの鍛え方

まぁ金をかければなんでも揃う世の中なのですが。脳を鍛える大人のDSトレーニングとか。


金も時間も掛けたくないという人には次のリンク先の「N_back」がオススメ出来る。


N_back


表示されている問題の一つ前の答えを入力する、というルールで計算をするだけなので、わかりやすい。難易度も一番難しいのが「10個前の答えを入力する」というところまで上げることができるので、やり尽くしてしまった、ということもないだろう。


と言うか10個前の物が答えられる頃には認知症や集中力不足とは無縁の人生になれるのかもしれない。



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