政府は24日の閣議で、過労死等防止対策推進法に基づく対策大綱を決定した。労働時間の削減や休暇取得率の数値目標を定めたほか、過労死の原因を探るため労働者を長期的に追跡調査することなどが柱。閣議後の記者会見で塩崎恭久厚生労働相は「今回の大綱は第一歩。過労死ゼロを目指す」と述べた。
過労死の原因になりそうな部分を良くしていこうという方向のようだ。
目標として週60時間以上の残業をするものを減らす、有給休暇の取得率を上げる、労働者のメンタルヘルスに取り込む事業者を増やす、というのがあるのだけれど、まぁ各種ハラスメントとかの罰則を厳しくしたほうが早いんじゃないかという気がしないでもない。
政府が過労死に対して取り組んでいるのは、日本の過労死が異常に多いからだろう。カロウシって言葉はそのままの意味で海外で通用するらしい。それくらい多い。労働者のためっていうより欧米から白い目で見られるのが嫌なだけだろうというのは、穿った見方だろうか。
海外でも過労死はあるのだけれど、例えば欧米の過労死の場合はワーカホリックが自主的に働き過ぎて倒れたとかそういう形が多いようだ。日本のようにほぼ無理矢理に、倒れるまで働かされるのとは意味合いが違う。
ところでこの件、今年の五月に「早ければ来月中に大綱を閣議決定する」と海外では報じられていたようだ。遅れてるね。今七月末だからね。
◆
この時海外からは、
自分も日本で働いていた事が有る
だから驚きはしない
「倒れるまで働け」文化だもん
日本人はたっくさん働くし、休暇自体がルーと言うよりも「期待」とか「そういうもの」って感じなんだよね
やっぱり有給休暇取るために申し訳無さそうに言ったり、なんやかんや理由つけたりする日本は異常なようで。
過労死に対する認定基準やラインっていうものは、日本が自分で決めるしか無いってことになる。他の国に前例は恐らく無いだろう。というか、あっても日本の過労死とは別物だろう。
ちなみに「働き者」「生産性高い」と言われているが、時間効率で考えると日本の生産性はそれほど高くないらしい。大体は残業前提の毎日であり、意識的にか無意識的にか知らないがペース配分も同じく残業前提になる。
ライフハックな話になるが、制限時間があったほうがキリキリ働けるそうな。定時に帰ろうとテキパキ頑張るのは大抵既婚の女性社員らしい。家事や子育てのためだろうね。
まぁ、ハローワークのブラック求人に対する締め付けも厳しくなってきたはずだし、少しはいい方向に向かっているのだろうか。
ブラック中小企業は隠れてサビ残とかさせるのだろうなぁ。
ところで大綱とは骨組みのような意味だそうで、要するに今現在は基礎がやっと決まったということだ。絵に書いた餅にならないといいんだが、具体的に何やるか考えるのってこれからなんだろうなぁ。ぶっちゃけ全く期待していない。
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