フレネミー:社会に潜むモンスター
フレネミー(Frenemy)は、友(friend)と敵(enemy)を組み合わせた言葉。言葉通り、「友達面した敵」を指すのに用いられる。日本では2010年に某女性週刊誌が「フレネミーに気をつけろ」として特集が組まれたことが確認されている。
一応、「ライバルであり友であるもの」という意味もあるようだが、現実には【フレネミー=友人面した敵】以外には使われているのを見ない。
フレネミーの生態
流れとしては
1:根掘り葉掘りプライベートを聞き出して→
2:1を織り交ぜつつ、あることないこと第三者に吹聴し、孤立させ→
3:「自分だけは味方」という態度を取り、被害者を独占しようとする
かなり周りくどいが、ストーカーの一種と見ていいだろう。というか、ヤンデレかな?怖いね。
別種のパターンでは
1:ママ友や同僚など、相手の情報を初めから握っている→
3:大勢の前で恥をかかせようと茶番を演じる→
4:ターゲットの情報は取得したいので「悪気はない」フリは続ける。
4のせいで被害者は混乱する。ただ単にデリカシーがない、この人は口が悪いだけだと自分に言い聞かせ、付き合いを続け、心身を摩耗させていく。
そういえば、ママ友2人が立て続けに自殺した事件があったね。栃木・LINEママ友いじめ連続自殺と呼ばれているようだ。この2人が精神を病んでいて精神科に通院していたという報道もあったらしい。何かされていたのは間違いないだろう。
あれも
自己愛かフレネミーが、彼女たちが属していた集団に居たことだろう。ほぼ間違いなく。
◆
モラハラ加害者もそうだが、「被害者が悪い」と周囲や被害者本人に思わせるスキルを持っている。だがよく考えてみようか、「そこまでされる筋合いはない」というのが真実なはずだろう?
劣等感に対して努力するなり割り切るなりするべきなのに、絶対にそうしない。彼らの言い分はこうだ。「アイツが悪い」。アドラーで言えば
「課題の分離ができていない」ということのわかり易い見本だろう。
フレネミーは、正義の味方でも、被害者でもない。「そうしたい」だけだ。長らくそうして正当化し、加害行為を続けていると、周りが自分に都合よく勘違いするように仕向けるスキルが勝手に上達していく。なにせ彼らの生き方そのものなのだから。
どこにでもいるフレネミー
わざわざ自分で拾い上げた劣等感を割り切れなかった時、それに耐えられず「他者否定」に走る。
フレネミーは自己愛の手口の一つと言われても居るが、程度の差こそあれ誰でもやらかしかねないことだ。
それが一瞬か、永続かの違いなので、まぁ大きな違いと言えば大きな違いなのだが(モラハラも含めこういった嫌がらせの特徴として絶望的にしつこいというのが挙げられる)。
フレネミーに対しても自己愛同様に「関わるな」「縁を切れ」と言われてはいるが、職場つながりだったり子供つながりだったりしてなかなか切れない縁であることも多い。むしろ「逃げられない」からこそ、そういった場所にフレネミーがよくいるのかもしれない。
カテゴリ:社会に潜むモンスター
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