自分の頭で考える、その前に。
「マニュアル人間」「言われたことしか出来ない/やろうとしない」「
なんでもすぐに聞いてくる」と言われる【自分で考えない人たち】。
言ってる側が原因であることもあるけれど、まぁとにかく「じゃあ自分で色々考えるようにしよう」と頑張って、上手くいかない人たちがいる。
そのまま自分で考えると
1:まず「自分で考えている」という証明をしたいのか、思ったことを片っ端から口にするようになった人。これはその場の思いつき、ただのリアクションなので中身があることが少ないし、「考えないで喋る人」という評価に変わるだけだ。
2:次に「考えるための材料が足りない人」。参考にするべき要素が足りていないままに考えてしまい、結論がおかしな方向になる。
暗黙知と呼ばれる「前提」が抜け落ちている人。言うなれば、「考えるのはまだ早い」という段階で考えてしまい、そのまま無理やり答えを出した人。
3:最後に「原理主義者」。自分で一生懸命調べたり勉強したりして、知識は増えたのだが、それが絶対的なものだと考えてしまい、応用が効かない。
マニュアルに書いてあることは実行できるが、同じような、微妙に違う状況だと「知らないこと」として判断ができなくなる。
マニュアル人間という言葉そのもの、というケース。反復練習し過ぎてこうなった人を見たことがあるが、反復練習のせいでもないだろう。
これはどちらかと言うと、考えていないのではなくて、ちょっと違うだけで「レアケースだから対処できない」と判断しているのだろう。自分の判断で物事に対処することそのものに慣れていないかのようだ。
◆
考えるために何が必要か
発言する度に「もっとよく考えろ」と駄目だしされるようなら、1である可能性が高い。発言数よりも発言の質に拘るようにしよう。
特別「鋭いこと/頭のいいこと」を言おうと意識すると、結果的に他人の揚げ足取りに終始するようになり、別の問題が出てくる。流れを邪魔しない、スムーズな発言を心がけよう。
2の材料が足りない人は、簡単にいえば「勉強不足」というだけの話だ。恐らく考えている最中、「この部分についてはちょっと記憶が怪しい」「あのことと噛み合ってないな」「なにか見落としている気がする」などと疑問は浮かんでいると思う。
強引にそのまま結論を出そうと突っ走るとおかしな答えが出るので、疑問が浮かんだら調べるようにしよう。元から自分で考えているのだから、すぐに上手くいくようになるのではなかろうか。
3のマニュアル人間は、そういった「余計なことをしない人」を歓迎する職場や環境もあるので一概に悪いとは言えない。
だが、自分がそうであることを気にするのなら、「できることを増やしていく」ということを意識してみたらどうだろうか。できることが増えていけば、それらの組み合わせで他のことも出来たり、思いついたりするようになる。
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