・アメリカの医学博士であるダニエル・エイメン(アーメンとも)が定義した。
・いきなりバラすが、このダニエルエイメンの分類は批判されている。主な点は以下。
・仮に診断が的確だったとしても理論的な完成度が「実用するにはまだ早い」上に被爆する物を子供に使う、という点で風当たりが強い。しかも計測するのは「脳」だ。
・簡単に言えば「何も知らないやつを相手に最先端医療と称して金を巻き上げてるんじゃないのか」という批判。
・「経過観測のため」にも診断するらしく、まぁ回数はかなりのものだろう。
・逆に分類がおかしいという指摘は今回調べた限りでは無い。
・ただ、元から多動が少ないタイプのADHDは女児に多いとか、そういったパターンは彼の分類じゃなくてもある。オリジナルとは言い難いかもしれない。
・ADHDの6タイプ(7タイプ)
・タイプ別である理由
・典型的ADHD/ADD
・不注意型ADHD/ADD
・過集中型ADHD/ADD
・側頭葉型ADHD/ADD
・辺縁系型ADHD/ADD
・「火の輪」型ADHD/ADD
・不安型ADHD Anxious ADD
・メモ
・「全米で最も知名度のある精神科医」なんて紹介しているサイトもあるが……。まぁ、有名であるのは本当らしい。TEDでスピーチもしている。
・Amazonで見てみると、日本語での本はたくさん出してるが、全部中古だった。つまりもう刷られていない。出版社は手を引いた、と邪推できなくもない。
・知らない人のために言っておくが、医学の分野に限らずこういった「信じるか/信じないか」みたいな二極に別れて喧嘩してるテーマと言うのは結構ある。
・例えばホメオパシー。「健康な人間に与えたら似た症状をひき起こす物質(要するに毒)を、その症状を持つ患者に極く僅か与えることにより、体の抵抗力を引き出し症状を軽減する」というバカ理論だが、親がこれの「信者」で10代の娘が死んだという海外ニュースを見たことがある。
・直接の死因は心臓発作だが、じゃあその原因は何だというと「便秘」だ。毒素がたまりすぎて心臓発作を起こしたらしい。ホメオパシーの理屈から考えて「下剤の逆の効果」があるものを飲ませ続けたのだとしたら、虐待死だろう。そのニュース記事には両親がホメオパシー信者だったということしか書かれてはいなかったが。
・とにかく、こういった「信仰合戦」になっているものには関わらないほうがいい。効果が実証されている方法があるのならそちらを選ぶべきだ。
・まぁあれだ、たま出版の編集長と大槻教授を思い出せばいい。
・UFOやら幽霊やら河童やらならそれでいいが、自分の問題、あるいはパートナー、もしかしたら自分の子供の問題で信じるか信じないかの「博打」はしたくないだろう。
・別にインチキである証拠はない。だが、グレーであるだけで「関わらない」理由には十分だろう。
・拠って、このページに書いて有ることは基本的にADHD/ADDについて役に立たない。というか、現段階ではたとえ正解だったとしても信用しない方がいいだろう。このページで役に立つ情報といったら「運動しろ」くらいか。
・アーカイブとして公開はするが、読むなら「耐性をつけるため」、つまりは人づてに聞いて飛びついて盲信しないため、と割り切って欲しい。
・厳密に言えばこの分類は「ADHDの7タイプ」ではなく、「ADDの7タイプ」である。
・ADDとはADHDからHyperactivity(多動)が治った、目立たなくなった状態を指す。
・一般的には全てひっくるめてADHDと言われて入るが、このタイプに拠ってだいぶ違うようだ。一例を挙げると、同じADDでも根に持つタイプとさらっと流せるタイプとがある。
・脳をSPECT(単一光子放射断層撮影)による観測で定義される。まぁMRIみたいな「輪切りの画像」で人体をチェックする機械。
・幾つかのタイプは脳の過活動状態(脳の一部が働きすぎ)が観測できる。逆に特定の状況で低下するタイプも有る。この分類はこういった点からのものであり、「性格による分類」ではない。
・脳のどの機能に問題があるかで大別されている。
・後に不安型が追加され、現在では7タイプ。
・Wikipediaに脳の写真貼った奴、絶対許さないからな。どこから持ってきたんだあれは。
・ADHDやADDの脳の働きが標準的な人間と違うのは事実だが、あんまりコレのせいだという話は運命論のようで好きじゃない。
・このタイプを見分けるチェックシートなどもネットを探せばあるのだが、ADHDの人のサイトに「ADHDは自分を客観視するのが苦手だからこういうのは意味はない」との記述を見た。自分をよく知る人と一緒にやるべき、だそうだ。
・脳はどれかが過剰に働けばいいというものではなく、バランスが重要なのだということは事実だろう。
・ダニエルエイメン曰く、「150年前から今に至るまで問診だけで診断してるなんて精神科くらいだ」とのこと。まぁこれはアメリカの話で、日本は「比較的」そんなことはないとされている。
・カウンセラーやセラピスト、医者なんかが何らかのスピーチをする際、自慢げに「何年もこの患者の治療が進まなかったが、コレを発見した/これに気づいたおかげで完治した!」なんて自慢げに言ったりするが、お前らそれ自分の無能を発表してるだけじゃないの? 恥ずかしくないの? とは昔から思ってた。
・実際その前に何年もかけてやったてことってカウンセリングくらい(自分らでそう言ってる)なわけで、なんだかな。
・まぁそういう業界なんだろう。私が見るスピーチ動画はTEDがほとんどだし、同業者相手には自慢できるようなものなのかもしれないが。一般人から見たらなぁ。
・さて、ダニエルエイメンは先駆者なのか、ペテン師なのか。
・まぁかなり目立っているというか、炎上しているみたいだからそのうち白黒付くだろう。
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