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ADHDとは ADHDの特徴/症状

ADHDとは ADHDの特徴/症状




・ADHDは

Attention(注意) 
Deficit(不足) 
Hyperactivity(多動) 
Disorder(障害) 

の略であり、日本では「注意欠陥多動症」と呼ばれる。


・分かりやすい特徴としては

  • 片付けができない。 
  • 約束や用事を忘れる。 
  • 人の話に割り込む。 
  • 周りからは責任感がない、いい加減だと評価される。 

この辺りが挙げられる。

■目次

・不注意

・多動性

・衝動性

・メモ




・「知的障害を伴わない発達障害」と言われている。 


・ADHDは大昔は子供のみに見られる発達障害だとして扱われてきた。だが、大人になってもADHDのまま、あるいは完治していないケースも認知され、「大人のADHD」も問題視されるようになってきた。 


・特徴/症状に関しては根本的な部分の変化はなく、ADHDの特徴である不注意・多動性・衝動性が見られる。 


・さすがに大人と子供では環境が違うので症状の「表れ方」は変わってくる。というか、親や教師のフォローによりあまり表沙汰にならなかった「できないこと」が、社会に出てから嫌でも目につくようになった、ということが多いようだ。 


・幾らかは抑えることができるようになるため、大人の方がやはり落ち着いて見える。このため本人も自覚がないが苦労しているといったケースも有る。 

・不注意



・忘れ物が多い。よく物を無くす。


・集中力がない。気が散りやすい。


・逆に興味が有ることには極端な集中力を見せる(過集中)。


・ぼーっとしていて他人からは「話を聞いていない」ように見える。


・片付けられない。机の上や引き出しが酷いことになりやすい。


・行動に移るまでに周りと比べてワンテンポ遅れる。


・多動、衝動性の方が目立つため、不注意に関しては気づかれないことが多いようだ。


・細かいチェックなどが苦手。


・「やり遂げる」ことが苦手。


・大人の場合、整理整頓や時間管理が苦手で苦労している場合が多い。


・「約束」を忘れたり重要なものを忘れたりする。このことから周囲からだらしがない、無責任として見られる。


・「何か」に夢中になって、「やるべきこと」を忘れる、ということが多い。


・衝動買いが多いなど、金銭面でがさつなことが多い。  





    ・多動性

    ・やたら動き回る。


    ・「行動力がある」とか、「テキパキ作業をする」などではなく、話の途中で飛び出していったりする感じ。要するに「まず体が動く」。


    ・相手が話している途中で「思いついたことを(衝動性)」「割り込んでまで大声で話す(多動性)」ことがADHDは多い。


    ・じっとしていられない。じっとしていると手足がそわそわしてくる。


    ・些細な事で手が出る、大声を出す。


    ・周囲からは反抗的、乱暴な人間として見られやすい。


    ・子供の場合、授業中に席を立つなどする。通信表で「落ち着きがない」と書かれたら少し気にした方がいいだろう。もちろん年齢的に不思議じゃないこともあるが。  

      衝動性

       
      ・自分の衝動をコントロールできない傾向が強い。簡単に言えば「考える前に手が動く」。


      ・これらは他人から見たら「やりたくなったら我慢せずにやる」ことに他ならず、危険人物に見られる。


      ・計画性がなく、物事を順序立ててこなすことが苦手


      ・何かやっている人間を見ると邪魔をする。


      ・じっくりと取り掛かるタイプの作業に対しては逃げたり後回しにしようとする。


      ・子供の場合、順番を待てない。


      ・同じく子供の場合、飛び出したり急に走り出したりする。


      ・失言が多い。思いついたことを口に出すから。


      ・同様に空気を読まない発言が多い。「言いたいから言った」「思いついたから言ってみた」以外に発言の意図がないからだ。


      ・大人の場合でも自分が一方的に話して相手の話を全く聞いてないなどになる。


      ・人のものを勝手に使う。


      ・やっぱり大人になっても順番を待てない傾向が強いらしい。


      ・車の運転で無理な追い越しなどをしようとする。  


      ・メモ

      ・ADHDは「未来を予測しない」と言われている。総じて行動に至るまでの「逡巡」が足りてない、あるいは皆無に見える。適切かどうかを考える前に体が動いている。逆に行動が周りと比べてワンテンポ遅れたりするのは状況の「流れ」を気にしていない(次にどう動くべきか気にしてない)ためだろう。

      ・発達障害というとなんか生まれつきな上に一生治らないイメージがあるが、別にそういうわけでもないらしい。大抵は成人したら症状は緩和する、あるいは気にならない程度になる。男性はこの傾向が特に強い。何故か女性は加齢による症状の緩和があまり見られないらしい。 


      ・男女の違いについてだが、女性のADHDは今まで少ないとされてきたが、そうではないことが最近わかってきた。ただ、気づかれないことが多いらしい。 


      ・つまり、女性は加齢によって治りにくい、のではなく、重度のADHDの症状を持つ女性しかカウントされていないだけなのではないか。逆に男性は「自然に治るレベル」でもADHDだと診断されているだけではないか。仮説だが。ついでに言うと診断基準がそもそも男性向けだからだという話もある。 


      ・ちなみに女性のADHDで多くある症状が 

      • 「他人からは内向的に見られる」 
      • 「ゴミの日にゴミを出し忘れることが頻発する」 
      • 「さっき聞いたことを覚えてない」 
      • 「よく鍋を焦がす」 

      などなど。 


      ・ついでに自己評価が低いため、すごい駄目男をパートナーに選ぶ傾向があったりするんだとか。


      ・誤解のないように言っておくが、ADHDである本人が 

      「自分にはしっかりする責任がある」 
      「ADHDは言い訳にはならない」 

      との考えを持っていることも多くある。成人のADHDの場合、一般的に見たら「当たり前のこと」が難しい自分を責める傾向も強い。 



      ・要するに多くのネット民が嫌う『大声で保護や権利を主張する「自称弱者」たち』と彼らは必ずしもイコールではない。


      ・というか、大抵の場合、人は「弱者」には見られたくない。ADHDと関係ないが、一部の障害者支援団体は「やりすぎて」障害者本人達からも嫌われているほどらしい。


      ・まー「俺はまともだ!」って言い張るやつもいるだろうし、「ADHDだから仕方ないだろう!」なんて言ってるやつもそりゃ居るだろうが。何にせよ、症状よりは「人間性」を見るようになりたいものだ。どこ見りゃそれが分かるんだろね。


      ・吃音症(どもり)もそうだが、成長するにつれて何らかの形での「克服」することも多いようだ。

      ・例えば忘れっぽいのはメモ書きを習慣にする、片付けられないのも予め「仕舞うべき場所」を設定しておくなどで対処が可能だとされている。何れにせよ、まずは自分にそういった症状があることを認めないと始まらない。


      ・実際結構多い。「自分は普通だ!」と言い張りながらそのままで居続けるものは。子供の場合、親がそれを認めない、という話もある。

      ・まぁ普通でも異常でもどっちでも構わんが、課題があってクリアする方法があるんだからやっといたほうが楽だと思うが。


      ・どの道、生活上の問題を修正する、という点ではADHDでも標準的な人間でもやることは変わらないだろう。忘れそうだから/忘れたら困るからメモする。片付けられないから片付けるべき場所を決めておく。そしてこれらを習慣づける。別にADHDじゃなくてもやることだ。


      ・逆にやらないならただ単に「治す気ない」「問題だとすら思っていない」ようにしか人からは見えない。これもADHDでも標準的な人間でも違いはない。

      ・大人のADHDの場合は「年齢的に出来ることができない」点から自覚症状もあるが、そのせいで自己評価が低くなりやすい。

      ・逆に子供の場合、「このくらいは年相応だろう」と見逃しやすい。たしかにそうなのだが、問題は「加齢によって落ち着いてくる」はずのものが一向に落ち着かない点だ。


      ・子供のADHDの場合、「自尊心を傷つけないように」しろ、と親や教師に対して指導している所が大抵だが、社会に出てから打ちのめされることを考えると、それだけ気をつけてればいい、というわけでもないだろう。


      ・結局のところ他人が問題視するのは「言ったこと」と「やったこと」であり、それだけ抑える分には道はあるのではないかと思う。

      ・子供の場合親という保護者、そして教師という外部での保護者の役割をするものが居るため、社会にでるまではそれほど本人は問題視しない、あるいは自覚がないことがある。だが、この場合社会に出てから自分では何もできないことがわかり、心理的なダメージを負いやすい。 

      ■カテゴリリンク

      →ADHD


      ■文中リンク

      集中力についてとその使い方:ライフハック


      ■関連リンク

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