・ADHDは
Attention(注意)
Deficit(不足)
Hyperactivity(多動)
Disorder(障害)
の略であり、日本では「注意欠陥多動症」と呼ばれる。
・分かりやすい特徴としては
この辺りが挙げられる。
・不注意
・多動性
・衝動性
・メモ
・ADHDは「未来を予測しない」と言われている。総じて行動に至るまでの「逡巡」が足りてない、あるいは皆無に見える。適切かどうかを考える前に体が動いている。逆に行動が周りと比べてワンテンポ遅れたりするのは状況の「流れ」を気にしていない(次にどう動くべきか気にしてない)ためだろう。
・発達障害というとなんか生まれつきな上に一生治らないイメージがあるが、別にそういうわけでもないらしい。大抵は成人したら症状は緩和する、あるいは気にならない程度になる。男性はこの傾向が特に強い。何故か女性は加齢による症状の緩和があまり見られないらしい。
・男女の違いについてだが、女性のADHDは今まで少ないとされてきたが、そうではないことが最近わかってきた。ただ、気づかれないことが多いらしい。
・つまり、女性は加齢によって治りにくい、のではなく、重度のADHDの症状を持つ女性しかカウントされていないだけなのではないか。逆に男性は「自然に治るレベル」でもADHDだと診断されているだけではないか。仮説だが。ついでに言うと診断基準がそもそも男性向けだからだという話もある。
・ちなみに女性のADHDで多くある症状が
などなど。
・ついでに自己評価が低いため、すごい駄目男をパートナーに選ぶ傾向があったりするんだとか。
・誤解のないように言っておくが、ADHDである本人が
「自分にはしっかりする責任がある」
「ADHDは言い訳にはならない」
との考えを持っていることも多くある。成人のADHDの場合、一般的に見たら「当たり前のこと」が難しい自分を責める傾向も強い。
・要するに多くのネット民が嫌う『大声で保護や権利を主張する「自称弱者」たち』と彼らは必ずしもイコールではない。
・というか、大抵の場合、人は「弱者」には見られたくない。ADHDと関係ないが、一部の障害者支援団体は「やりすぎて」障害者本人達からも嫌われているほどらしい。
・まー「俺はまともだ!」って言い張るやつもいるだろうし、「ADHDだから仕方ないだろう!」なんて言ってるやつもそりゃ居るだろうが。何にせよ、症状よりは「人間性」を見るようになりたいものだ。どこ見りゃそれが分かるんだろね。
・吃音症(どもり)もそうだが、成長するにつれて何らかの形での「克服」することも多いようだ。
・例えば忘れっぽいのはメモ書きを習慣にする、片付けられないのも予め「仕舞うべき場所」を設定しておくなどで対処が可能だとされている。何れにせよ、まずは自分にそういった症状があることを認めないと始まらない。
・実際結構多い。「自分は普通だ!」と言い張りながらそのままで居続けるものは。子供の場合、親がそれを認めない、という話もある。
・まぁ普通でも異常でもどっちでも構わんが、課題があってクリアする方法があるんだからやっといたほうが楽だと思うが。
・どの道、生活上の問題を修正する、という点ではADHDでも標準的な人間でもやることは変わらないだろう。忘れそうだから/忘れたら困るからメモする。片付けられないから片付けるべき場所を決めておく。そしてこれらを習慣づける。別にADHDじゃなくてもやることだ。
・逆にやらないならただ単に「治す気ない」「問題だとすら思っていない」ようにしか人からは見えない。これもADHDでも標準的な人間でも違いはない。
・大人のADHDの場合は「年齢的に出来ることができない」点から自覚症状もあるが、そのせいで自己評価が低くなりやすい。
・逆に子供の場合、「このくらいは年相応だろう」と見逃しやすい。たしかにそうなのだが、問題は「加齢によって落ち着いてくる」はずのものが一向に落ち着かない点だ。
・子供のADHDの場合、「自尊心を傷つけないように」しろ、と親や教師に対して指導している所が大抵だが、社会に出てから打ちのめされることを考えると、それだけ気をつけてればいい、というわけでもないだろう。
・結局のところ他人が問題視するのは「言ったこと」と「やったこと」であり、それだけ抑える分には道はあるのではないかと思う。
・子供の場合親という保護者、そして教師という外部での保護者の役割をするものが居るため、社会にでるまではそれほど本人は問題視しない、あるいは自覚がないことがある。だが、この場合社会に出てから自分では何もできないことがわかり、心理的なダメージを負いやすい。
プロフィール
サイト内検索
このサイト内のみの検索。
最新記事
PR