完璧主義は正直生きづらい。本人がこだわっていることが、周りにとっては価値が無いからだ。この食い違いはそのまま人間関係の齟齬に繋がる。
一方、自分が完璧主義な考え方をしている自覚がないまま苦労している人達がいる。完璧主義は意識的な前向きさではなく、幼少期に形成され、既に発現している【本人にとっては自然な在り方】だからだ。
もちろん周りが迷惑しているケースも存在する。
ただ、自覚があれば対処もできるのも確か。毎日がどこか息苦しいのなら完璧主義チェックをしてみよう。
【良い子】と評価するのは親である。すなわち、親の期待通りにしないと愛されない【条件付き愛情】で育った子供。
親に特別悪意がなくてもエゴを押し付けようとすると、自然と子供をコントロールしようとして条件付き愛情になる。
つまり、【期待通りに出来なければ人として認めてもらえない】と言う強迫観念が染み付いているということだ。
計画の立案から進捗状況、どこがゴールなのか、全て自分で決めたい。
「管理中毒」のタイプ。
綿密な計画になればなるほどトラブルには弱くなる。結果的に不確定要素の最たるものである「他人」に冷たく当たることも。
「達成感中毒」であり、自分が満足できたかどうかが採点基準である。
利己的な振る舞いをしがちで、周囲へプレッシャーを撒き散らしている可能性がある。
減点方式で評価する癖が付いている。理想が100点、そうじゃない点を見つけるごとにマイナスして自己評価している。
他の人は出来ないけど自分なら出来るはずだ、誰もやらないからこそやってみよう。
一見聞こえはいいのだが、自己満足なので悪目立ちする結果になる。
完璧主義者のタイプの一つに、「周囲からの過大な評価を求める」というものがある。
だが、前述のとおり自己満足の領域なので、周りはかなりどうでもいい。
人が期待すると「期待通りに応えなければならない」とかなりのプレッシャーを感じる。
これは幼少期の『しつけ』と称したエゴの押し付け、【条件付き愛情】が原因ではないかと言われている。
「減点方式でものを見る」+「気づいたら他人のことでも構わず手を出す」タイプ。
これは完璧主義者だとは限らず、自分の劣等感からの逃避として【他人の問題を片付ける】という代償行為を行っている可能性もある。
幼少期の刷り込み、劣等感、強迫観念など様々な理由が考えられ、【症状】として完璧主義が発現する。
一口に「完璧主義」と言っても目的が違うので手段も結構違う。
幼少期の刷り込みや強迫観念なら【出来なきゃいけない】という自分へのプレッシャーが強いが、劣等感が原因ならどちらかと言うと【自分の理想を他者に押し付ける】という他人と依存関係を強制的に築き、なおかつ攻撃的な形もあり得る。
もしこの完璧主義チェックにひっかかるようなら、【なぜ自分はそう思うのか】を自問してみよう。
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