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なぜこうなった?:完璧主義の動機と原因

なぜこうなった?:完璧主義の動機と原因


まぁ、アドラーに言わせれば『原因なんてどうでもいいよ』、なんだろうけどね。


私個人は【自分が何をされていたかは知った方がいい】と言う考えがある。

【納得】することは必要なんだ。きっと。


明らかに再現性が有る、完璧主義になる原因と言うのはあるし、そこに至る流れというものもある。

これは『完璧主義になりかけている人間』がそれに気づくきっかけくらいにはなるんじゃなかろうか。




『条件付き愛情』

実際はどうであれ、子供の時に『完璧じゃなければ居場所が守れなかった』と思っている場合はこれだ。


野生で例えればわかりやすいが、子供が親の関心を受けることが出来ない場合、それは死に直結する。外敵からの保護、餌の調達などを放棄されたのだとしたら。


人間も動物だ。本能は残っている。子供では特に本能が働く通りに動き、思考する。

何とかして親の関心を引きつけておかないといけない。これは生存に繋がる欲求だ。


その答えの一つが『親の期待通りに振る舞う』ことだ。この時身につけた価値観、社交術が、本人とともに成長し、大きくなる。


他人の関心を引かなければ生存できないという、願望と言うよりはむしろ恐怖なので、これは強迫観念に近い。『これはこうで❝なければいけない❞』と。


そういった『追い詰められた完璧主義者』


『親は嘘つきだった』

親が子供に見栄を張り、自分が完璧であると子供に思わせているタイプだった場合。


最初は親が絶対だ。尊敬し、大人になったらああなるのだと思う。だがこれはそのうちバレる。そして幻滅される。


「自分の親は口だけだった。」

「くだらない見栄を張っていたが実力なんてなかった。」

自分ができないことを人に指図するような人間だった。」


『じゃあ自分は有言実行、実力を付け、人に言うからには何でも自分もできるようになろう



さぁ彼らに人生の目標ができた。彼らの親は反面教師として機能した。

だがこれが簡単にできるようなら苦労はしない。彼らは失敗しないために、慎重に、時間をかけて物事に取り組むだろう。


この時点で物事に取り組む試行回数が落ちることに気づくだろうか。準備に時間をかけすぎるからだ。そしてある程度の予習はたしかに必要だが、大抵はやってみたほうが覚えが早いし、経験になる。皮肉なことに完璧主義者は成長の機会が減る。成功率と引き換えに。


そのうち本人の成長と周囲が要求するレベルのバランスが崩れ、ちょっとした挫折を頻繁に味わうことになるだろう。



彼らは悩む。


自分には実力がない。


思うとおりに生きられない。


望んだ自分にはなれないのか。


『自分は親と同じなのか』



親の嘘に対しての嫌悪感や怒りが、そのまま今度は自分にも向くようになる。


ここから二つに別れる。


すなわち、『自分が感じた親』と同じように口だけで、見栄を張り、自分ができないことを指図するような、形だけの完璧主義者となる(今更後には引けないからだ)か、


それでも諦めずに完璧であろうとし続け、苦悩し続けるかだ。


前者はもはやどうでもいい。有害でしか無い。こういった『❝自分は完璧だ❞と擬態する』タイプは他の原因でも散見される。


後者の場合特徴として『物事の優先順位を決めるのが下手すぎる』、要するに優柔不断になりやすい。『出来無いことがあってはいけない』からだ。


時間や労力といったリソースを適切に分配する気が最初からなく、全てを完璧にしようとする。


全てのタスクに【至急】とタグが付いているようなものだ。

本人にとっては同価値なタスクだが、周りの人間には違う。


・変なことにこだわっている

・仕事が遅い

・段取りが悪い


と言った評価をされることになる。


芸術方面ならハイクオリティなことが評価されるかもしれない。実際、絶望的に遅筆だが、作品自体は好きな作家が私は何人かいる。ダヴィンチも完璧主義だったと言われている。


そういった『敗北した偽完璧主義者・あるいは戦い続ける完璧主義者』






 





『思い通りにしたい』

自分の予定も、他人の言動も、直面している状況も、何もかもが思い通りにならないと気が済まないタイプ。

彼らは不確定要素を嫌い、排除しようとする。その対象が人であることも。


特に親が支配的で『自分の言ったとおりにさせる』ことにこだわっていると、大人になったらああなるべき、或いは大人になったら、或いは正しければ『自分もああやっていい』と学習する。もちろん、『ああはなるまい』と反面教師にするものもいるが。



もう一つの可能性は、まぁ俗にいう『甘やかされて育った』タイプ。


中国では一人っ子政策のせいで、こういったタイプ、小皇帝・小公女というのだが、結構いるそうだ。


自分の思い通りにならない人間や状況が許せず、癇癪を起こしやすい。


目の前に出来ないこと、思い通りにならない事があるとそれしか見えなくなる。人間関係においてはストーカーなどの粘着気質が行き着く果てのような結果になることも。別れた恋人や元妻にいつまでもつきまとうなど。そういった事件が毎年のように有るね。


怒り方はそれぞれだが、彼らは感情的だ。『感情的な完璧主義者』。殆どは周囲への攻撃を伴い、どちらかというと自己愛モラハラに近い。


『採点が怖い』

過去の失敗、それについての周りの反応、攻撃、嘲笑などのトラウマなどから『他人に評価されるのが怖い』。


どことなく人間関係において消極的になりやすい。


彼らが完璧であろうとするのは、『自分の身を守るため』だ。『完璧でさえあれば、あんな目にはもう会わない』のだから。


また、テストで例えるなら『提出しなければ採点はされない』。こういう考えから仕事を長引かせる、ギリギリまで提出しないなどの傾向がある。


無能どころか有能な場合もあるのだが、本人が目立つことを全力で避けようとするので日の目を見ることが少ない。


他人の感想は大体が『愛想が悪くて仕事が遅い』となってしまう。ちょっともったいない。


言わば『無口な完璧主義者』。彼らには周囲の人間が『審査員』に見えている。だとするならば当たり前の話だ。まるで試験中のように大人しく、それでいてベストを尽くそうとするのは。


  『感染』

残念なことに何にでもケチを付ける人格障害はあるし、深度を問わなければそこら中にいる。


そういった人間が行なう他人への痛烈な駄目出し、批判。モラハラのようなしつこい指摘。こういったことにより、被害者の脳に『加害者の視点』という思考体系が刻まれる。洗脳に近い。


そしてまるで感染したかのように、同じように振る舞い出す。『こうで無くてはならない』と。同じように他人にケチをつけ始める。


まるで『自分はやられる側ではない。やる側だ』と自分に言い聞かせるかのように。


感染により完璧主義者になった者は、このように別の完璧主義者のかつての被害者であり、高確率で現在新たな加害者となっている。


そういった『侵食された被害者』

一番可哀想なタイプかもしれない。自分の考えですらないのだから。加害行為をする限りは同情しないが。


大切なことは、完璧主義に苦しんでいる人間の価値観、そして判定や評価の基準は『他人』であるということだ。何が原因であれ。


親の価値観や周りの価値観。そして過去の、或いはイメージされた『加害者』の。親への反抗の例すらそうだ。一見自分で決めたようだが、『親のようにはなりたくない』というのは、『親』が基準になっている。


まずはそれに気付こう。今までの『こうでなければいけない』というものが、自分の価値観じゃなかったと。そうすれば自分で考えることが出来るようになる。『課題の分離』ってやつをやろう。


物事が完璧であるべきかどうか、そこまで気にする必要が本当にあるのかは、自分で考えなきゃいけない。その決定は初めはうまくいかないかもしれない。甘いことは言ってやれない。ハッキリ言って大半は微妙な成果に終わるだろう。


だがその時考えるべきは『次はどうすればもっとよくなれるか』だ。



練習が必要かもしれない。


知識が必要かもしれない。


協力が必要かもしれない。


完璧主義者が嫌いな言葉だろうけれど、『やってみなくちゃわからない』。

そして、出来るようになれば、成長すれば、『周囲から見たあなたの評価は上がる』。


出来ることしかやらないよりもずっと。

他人にダメ出しをする毎日を繰り返すよりもずっと、だ。


何よりも、『自分から見た自分の評価が上がる』。何を完璧にした所で満たされなかったであろう自分への評価が。







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