自己高揚バイアス
その者が自尊心の中心としているものについて、『自分は平均よりも上だ』と考える思考。認知バイアスの一つ。
簡単にいえば「自分が自信があるものについて自惚れる」バイアス。
『自分はすごい』と思いたい心理
まぁ自信があることが並より下だったらヘコミますわな。それを避けるためのバイアスだろう。
自分で自己高揚バイアスに気づけないでいると、自信と実力が釣り合っていないという現象が起きる。あなたは遭遇したことはないだろうか。自信満々で取り掛かって大失敗する奴。
自分の自己高揚バイアスに気づけないでいると・・・
◆自己奉仕バイアスと同じく【課題の発見】の妨げになる。何が足りないのか知ろうともしないのでは成長するわけがないだろう。
・子供の頃ならまだマシかもしれないが、成人/中年になってもこのままの人間が多い。
自惚れていようとも実際の実力は人並み程度なわけで
◆というか、自惚れていると一切上達しないわけで。それなのに車の運転で過信していれば【酒を飲んでも自分なら平気だ】【スピードを出しても自分なら平気だ】となる。
・自分は周りよりも上だから=一般的なルールを多少破っても自分なら平気だろうという判断に繋がる。
・事故を起こした人間の多くは「まさか自分が事故を起こすとは思わなかった」と言ったりするが、まさに自己高揚バイアスの成れの果てなのだろう。
・事故を起こした時にそのまま逃げる『ひき逃げ』は、【自分が事故を起こすことがない】と普段思っている反動で動揺が激しいというのもあるのだろう。
・無免許運転で事故起こした奴ですら「自分が事故を起こすなんて」と発言した事例がある。
年齢を問わず自己高揚バイアスは働く
◆秋の登山シーズンになると、毎年50~60代のグループが山で滑落したり遭難したりするニュースが流れる。必ずと言っていいほど毎年だ。
・一説によると、これは己の体力の過信なのだそうだ。体力が落ち始めていることに気づかないor認めないという心理が働いて、無理な登山計画を立ててしまうパターンがあるらしい。
・これも自己高揚バイアスなのだろう。【自分は同年代と比べて若く、健康的だ】という考えが。実際にそうなら問題ないのだけれど、根拠もなく思い込んでしまっては危険だ。
関連記事:
認知バイアスとは
自己奉仕バイアス
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