自己奉仕バイアス
認知バイアスの一つ。自己奉仕バイアスが強い人は、調子に乗りやすい/すぐに人のせいにするといった性格になる。
1.特徴
成功したら「自分1人の実力」、失敗したら「誰かのせい」
・【自惚れ】+【責任転嫁】=自己奉仕バイアス
・他人の成功は偶然、出世はおべっかや根回しだと思うような嫉妬もこれに含まれる。
ゲームやる人なら分かるかもしれないが、
ゲームにおいて、
- 自分がクリアできる=ヌルゲー(ちょろい、楽勝、できない奴はおかしい)
- 自分がクリアできない=クソゲー(ゲームが悪い)
このどっちかしか評価がない。いるよねこう言う奴。
2.存在理由
・自尊心を保つためのものだとする説。
・自分の感情/テンションを盛り上げた状態でキープしようするという説。
3.問題点
・【課題の発見/克服】の邪魔になる。
失敗を【誰か/何かのせい】にすると「自分がどうすればよかったか」という最も考えるべき命題に手を付けずに完結してしまう。
他者の協力や運もあっての成功を【自分の実力だ】などと認識していると、次に同じことを自信満々で取り掛かり、大失敗するかもしれない。
仕事の失敗/職場のトラブルの元
・ビジネスの世界で特によく見る認知バイアスの一つ。失敗の元/人間関係の不和の原因としてよく取り上げられる。
・責任のある立場の者が自己奉仕バイアスが強い人物だと、部下の苦労が桁違いになる。成果の独占、責任の押し付けなど。
・部下の自己奉仕バイアスが強いと、まず成長しない。自惚れた自信から大失敗をすることも。
・自己奉仕バイアスが酷い人間は【自信】と【実力】があるように一見見えるので(まぁ本人は自信満々なわけだが)、その人をよく知らない人間は騙されやすい。そしてがっかりするか、騙されたと感じるか。
メモ
※まぁただの現実逃避の一形態じゃないかって私は思うが。
・こっちは認知バイアスだから本当に無意識だけれど、自己愛性人格障害とよく似ている。
・これが集団で働くと【集団奉仕バイアス】となる。
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