できるのにやらない理由
◆やるべきことをやる気になれないからやらないっていうのは、それはもう「できない」のと一緒なんじゃないか。
◆そういった「できない」自分と、そこから「出来るようになるには?」を考えてみる。
できるのにやらない:言い分は?
◆多くの者の言い分は、「他にやるべきことがある」「そんな暇はない」と言った感じか。
◆だが彼らは、時間があってもやらないし、やるための時間を作ろうともしない。人によっては時間ができると、わざと手間のかかる暇つぶしを初めたりする。
・これは「やるつもりがない」「やりたくない」というように見える。
◆できるのにやらない理由は、時間や環境といった外部的要因ではなく、感情などの内部的要因が大きいようだ。簡潔に言うと「やる気の問題」。
できるのにやらない:内部的要因
面倒くさいという感情
◆面倒くさいという感情は、更に細分化できる。
1.「やりたくないのにやらなければいけない」という、我慢とそれに伴うストレスへの懸念
2.立場的(社会的に)やらなければならないというプレッシャーとそれへの反発
・これは特に「強制されている」と感じているとつよくなる傾向がある。
できるのにやらない:心理学的要因
◆人間は、時間的な意味で問題が近ければ近いほど過大評価し、遠ければ遠いほど過小評価する傾向があるそうだ。
◆TEDのプレゼンで、とある実験結果をスピーチした人がいた。
・高級なチョコレートを今一箱もらうか、一週間後に二箱もらうか?という選択肢を与える実験で、多くの人間は「今すぐにもらう」と答えたそうだ。
◆一週間我慢すれば二倍になるわけだが、それができずに目の前に実際にあるチョコレートを選んでしまう。この心理が株や為替で多くの人間が失敗する心理なのだというようなスピーチだった。
できるのにやらない理由の要点は二つ
1.人は目の前のタスク・ノルマを実際以上に「不快だ」「困難だ」と感じやすいこと
2.人は「やらないこと」「先送りにすること」のデメリットを過小評価している
◆1は「案ずるより産むが易し」という言葉が全て説明してくれている。2は、糖尿病のリスクを医者に指摘されていても暴飲暴食を繰り返すような人間を想像すればいい。
◆まぁだからといって目の前のことを過小評価して突撃して、将来のことを考えて悲観すればいいってもんじゃない。どうも上記のような話をすると正反対の方向に突っ走る人間が多い。
とりあえずやる
◆1の対策として、まずやってみること。やることのストレスはやり終われば消えるのだから。
・48:12法やポモドーロ・テクニックなどの【時間を指定してその間だけは集中する】タイプの方法はとても役に立つ。
「一日中やるもんじゃない」という説もあるので、やりたくないことをやる時だけ利用してみてはどうだろう。
◆成人した人間が集中できるのは90分が限度で、だから大学の授業時間は90分なのだ、という話があるが、その一方で、その中で本当に集中できるのは30分くらいだいう説や、5分や10分くらいが限界だという説もある。
・やりたくないことなら、なおさら長時間は辛いし、ノルマの時間が長いとやる前からやる気が無くなる。最初は5分や10分など、そのくらいから初めてみてもいいだろう。
◆経験談だが、やり始めてさえしまえばいくらでも続けられることも多い。エンジンが温まってくるというか、ノッてくるというか、そういう感じで。
関連記事:ライフハック人気記事:モラルハラスメントは我慢するな趣味がウォーキングの人は履歴書に書いていいか?履歴書の趣味・特技には何を書いたらいい?履歴書の趣味特技:スポーツ観戦はOK?モラハラ夫に我慢し続ける人は共依存の可能性があるか?
最新記事はこちらから
サイト内検索:
ツイッター:
→
https://twitter.com/nemomanas
シェアをしていただけると嬉しいです。
ブログ移転しました:
https://embryo-nemo.com/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
────────────────────────────────────────────────────────────────
[0回]