ワーキングメモリとは?
◆短期記憶はワーキングメモリの一部。
・正確にはワーキングメモリは短期記憶よりも意味が広い。ワーキングメモリは短期記憶も含めた脳の作業領域。
一般的なワーキングメモリの限界
・普通の人間の短期記憶の容量は、一般には『マジックナンバー7±2』として知られている、。数字だったら5~9個まで一度に覚えていられる程度。
・あくまでも「ワーキングメモリ」の性能であり、脳の限界ということではない。
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・マジックナンバーという表現は分かりやすくていいんだが、5~9個までしか覚えられないという認識だとそのうち誤解が起きるだろう。実際、記憶する対象が画像か、文字か、数字かで成績が変化する。
・また、慣れることによりかなりの効率化が起きる。
・ワーキングメモリそのものを成長させることも可能。
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ワーキングメモリはどんな働きをするのか?
・パソコンで言うと、記憶はHDD、それらを思い出したり五感で認識したものを一時的に並べ、情報を処理したり新しいアイデアを作り出す作業領域、つまりメモリの役割をしている。
・実際、数字<文字<単語の順で記憶出来る数の難易度は上がる。情報自体に【自分がワーキングメモリに一時保存するために必要な容量】が決まっている。
・ただ、認識したものを元に自分の記憶から関連情報を引っ張りだすことも出来る。関連情報はカテゴリでまとめられていたり、セットになっている。そういったものの場合はいつでも呼び出せる【頭の中】に情報があるので負担は少なくなる。「慣れ」というやつだ。
・元々知っている単語だと一時記憶は容易になる。「さっきアレを見た」程度の認識で済むから。
・慣れや最初から知っている単語などを徹底的に排除した場合、同時に覚えておける短期記憶の個数(チャンクと呼ぶ)は成人で四個だったという。
・子どもや高齢者ではこの数は低下する傾向に有る。子供は未熟だから良いとして、高齢者のワーキングメモリの低下と認知症などとの関連も疑われている。また、
ADHD(多動性注意障害)患者との関連も。
・「さっきまで何してたっけ?」「何しにここにきたんだっけ?」と言った状態が起きるのはワーキングメモリのせいではないか、ということ。
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カテゴリ:
思考・意識
カテゴリ:
ADHD
ADHDとワーキングメモリ(短期記憶)
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