熟睡するためには何をしたら良いのか
大抵の人間が、自分の睡眠に関して何らかの不満を抱えている。
睡眠時間が取れない、いくら寝ても疲れが取れない、日中眠いなどなど。
これらの悩みの本質とは、すなわち「熟睡したいのにできない」ということではないだろうか。
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1:熟睡するための条件
「熟睡」というものの定義を条件つけるとしたら、
- 1:快調な目覚めであり
- 2:前日の疲れは取れており
- 3:日中眠くなったりせずにその日一日を活動するために十分な活力が得られること
こんなところだろうか。つまりは疲労が取れて、翌朝から活力に満ちていればいいわけだ。
確かに熟睡することは、これらの全てを叶えうるポテンシャルはあるだろう。
熟睡することそのものに特別な条件はなく、本来人間に備わっている能力だ。
そしてこれらが叶えられないからこそ人は自分の睡眠に不満を持つ。
なぜ熟睡できないのか。殆どの人間の生活習慣は、人間に本来備わった「眠る力」を片っ端から妨害しているからだ。
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2:熟睡できなくなる原因
熟睡するということを細分化すると、
の3つに分けられる。これらをひとまとめに「からだを休める」と考えていると、熟睡への道は遠のくだろう。
2-1:脳が休めない原因
脳は意識や精神だと思えば、ムカつくことを思い出したり不安なことを考えたりしていると眠れなくなるのは納得が行くと思われる。活発に動いている状態だからね。
メンタルの問題で不眠の症状がよく出るのも、脳が興奮しっぱなしになるからだ。
ただしそれだけじゃない。勘違いしがちだが、脳は精神活動だけを担当しているわけじゃない。体を使うときにも脳は動いているし、刺激を受けた時にも脳は反応する。
ここからよく聞くであろう「寝る前にスマホやパソコンをいじっていると眠れなくなる」という話に繋がるわけだ。特にブルーライト(言葉通り青色の光)を見ると脳が「今は昼間だったか?」と勘違いするとか。自然界で青色と言ったら海か空、しかも日中のだから。
2-2:休む必要が無い体だと眠りの質が落ちる
実は体の疲労については睡眠でなくとも「休息」で回復可能だと言われている。最も「修復」なら熟睡と、それによる成長ホルモンの分泌が必要になるだろうが。
大抵の人間にとって、特にデスクワーカーなどにとって問題となるのは、体力を日中殆ど使わず、体力的には眠る必要が無い事が多い点だ。
この場合、有り余った体力で寝返りが激しいなどの、言わば睡眠中に運動してしまうので疲れが取れなくなる。眠りも浅くなるので脳も休まらない。結果的に目覚めが悪くなる。
2-3:内臓だけ残業させていないか
各消化器官を始めとした内臓は、自律神経が担当している。まぁ簡単に言えば自動的、オートマティック。このせいで見落としがちになるが、内臓も休む必要があるし、かなり消化にはエネルギーを使っている。
消化に悪いものばかりの夕食、夜遅くの食事や夜食、アルコールの分解などで内臓に「残業」をさせてばかりなブラック食生活を送っていると、内臓は疲弊する。
「寝酒」をすると眠りが浅くなるというのも理に適っているわけだ。寝付きが良くなったところで、眠りが浅ければ大した意味は無いだろう。と言うか夜更かししたほうが時間的に得じゃないのか。
3:熟睡するために気をつけるべきこと
脳を休めるためには、
眠る一時間前から大人しくしていること。パソコンやスマホはいじらず、嫌なことも考えず、思い浮かべず。何かアナログな楽しみでもあると良いが、個人の好みによるな。ああそうだ、意外と読書はストレス解消になると言われている。文字を追う方向で意識を使うから、嫌なことも思い浮かぶ余地がないんだとか。
次は体について。
体が疲労しているのなら問題ない。ゆっくり休めばいい。反対に体力を日中殆ど使わないようなら意識的に運動をして、余剰エネルギーを発散させたほうが良いだろう。それほどきついものじゃなくても良く、「寝る前のストレッチ」程度で効果はある。
内臓についてはわかりやすい。
眠る二時間前までには食事を済ませればいい。また、カフェインやアルコールなど分解に時間がかかるようなものはとらないこと。
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カテゴリ:睡眠
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