セルフ・ヘルプ 自分を助ける
最終更新:2017/05/05
■目次
■「普通の人」にこそ必要な知識
■セルフ・ヘルプとは
■気付く能力
■心を強くする
■人の「悪癖」を知る
■セルフ・ヘルプとは
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セルフヘルプ(自助、英: self-help)とは、専門家の助けを借りず、自身の問題を当事者で解決することである[1]。
※
簡単に言えば、「自分の問題」を自分で解決すること。
大げさな、目立つ問題でなくとも、日常において、人生において、自分が自分を助けることができればもっと、ずっと「生きやすい」のではないだろうか。
何らかの障害や依存症での「セルフヘルプ・グループ」が検索すると目に付きやすい。だがこれは自助グループであり、期待したものと違う。
このページではあくまでも「自分が」自分を助ける事に拘る。
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■「普通の人」にこそ必要な知識
・障害や依存症等の場合、「専門家」に相談しやすい。自分か周りの人間が明らかに「おかしい」と気づけば、その道の専門家と出会うのは難しくないだろう。
これは既に存在している答えと、それが必要な人間が結びつきやすいということだ。
では本人も自覚がないことで一生苦労するような場合、世の中に答えがあったとしてもその人は答えと出会えるのだろうか?
・心理面、性格面で言えば自己愛やメサイアコンプレックス、共依存やアスペルガー障害。
これらの「特徴」をピックアップしたリストとかを見ると、大抵「普通の人間」もいくらかは当てはまる。
逆を言えば、それらの傾向が強いのが各種の精神的、思考的な病気、障害というだけで、「普通の人間」はそれらとは別次元にいるのではなく、地続きだ。
特にこれらの何らかの「異常」はスラングを初めとしてカジュアルな意味で(つまり少しでも該当したらそう呼ぶような容易さで)広まりやすい。
アスペ、コミュ障、糖質なんて言葉もネットをやっていれば見かけることもあるだろう。
大抵の場合、「普通の人間」にもこういったケチをつけることが出切る程度には幾らか歪んでいる。
そして、多くの場合それを自覚していて、自己嫌悪だとか、劣等感を感じたりしてそんな自分に悩んでいる。
ちょっと要領が悪い、
ちょっと人間関係が上手くいかない、
ちょっと他人が気になりすぎる、
ちょっと感情的になりやすい、
ちょっと思い込みや勘違いが多い。
あるいは、いつも同じ失敗をしてしまう。
あるいは、自分は人よりもストレスがたまりやすい/心が傷つきやすいのではないか。
あるいは、人生単位で異常な友人や異常な家族に付きまとわれていて、自分には縁を切ることが出来ないだとか。
総じて誰もが「なんとなく人生が息苦しい/生き苦しい」。
そこには何らかの体験が尾を引きずっていたり、自分の中に間違った信念が刻まれているのが理由だったり、単純に人に備わっているシステムが悪さをしていることもある。
劣等感だとか、トラウマだとか、はたまた承認欲求だとか、認知バイアスだとか。
自分に全く非がないとしても、相手がおかしけりゃ害を被ることはある。
結構カウンセリングでも受ければなんとでもなるようなことが多いが、それはそれで心理的なハードルが大きい。
無意識レベルの「カウンセリングを受けるような人」に対するイメージが、全部自分に返ってくるからだ。
そんなわけで、自分で自分を治そう、救おうと試みる人は多い(抵抗がないならカウンセリングに行ったほうが早い)。
この場合の自分を助ける、というのは自分の劣等感やコンプレックス、トラウマや、未だに「何か」をあなたに強制する「頭の中の誰か」から自分自身を助ける、ということである。
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■気付く能力
自分の思い込み、勘違いに気付く能力。
行動の発生源である「認知」「感情」などに気付くためのモノ。
これらを「自覚できて当たり前」だと思うかもしれないが、本当に当たり前だったら世の中もっと平和になっているはずだ。
真っ先に確認してもらいたいことは、「自分がどんなキャラクターを演じようとしているのか」という点。
言い方を変えれば、無意識に他人に望んでいる「どんな自分として見てもらいたいのか」という願望の把握。
これさえわかれば方針が決まる。
むしろ「そんな自分」に気づいただけで解決することもある。
■心を強くする
どうしても「嫌なこと」はあるし、それのせいで人生に影が差すこともあるかもしれない。
だから自分自身の心の防御力、適応能力、そして何よりも「治る力」は必要になる。
一般的に「不快」=「ストレス」というイメージだが、「ストレスかどうか」を軸に物事の判断をすることは好き嫌いで決めているのと変わらない。
もっと長期的な視野で「自分のためになるかどうか」を考えれば、価値観は変わるだろう。
ストレスによる身体の悪影響は多くの人が知っているが、面白いことに「ストレスが体に悪いと思っている人ほど体に悪い影響を及ぼす」ことが発表されている。
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■人の「悪癖」を知る
例えば自慢話や、誰かにケチを付けること、人の秘密を聞き出して言いふらすことなどに生きがいを感じている連中。
彼らに対して多くの人間が嫌悪感を感じるが、「そうなる種」は誰もが持っている。
「手遅れ」を見て自らを改めよう。
何かを見た、聞いた、知った瞬間(認知した時)に、既に色々間違えていたり、希望的観測や悲観主義を投影した歪んだ情報になっていることがある。
これは無意識で行われる「修正」であり、意識した時点で既に完了している。
発生の抑止は現実的ではない。
前述したメタ認知によって認知バイアスに気づき、再考/再確認することが必要になる。
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