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人の話を聞かない人 話してるとイライラしてくる人

■人の話を聞かない人 話してるとイライラしてくる人



話しているとなぜかイライラしてくる人、と言うのはいる。
なぜ話を聞いていない人に対しこちらはイライラしてくるのか。
彼らはどうやったら話を聞いてくれるのか。
そもそも聞く気はあるのか。

■目次

・人の話を聞かない人の特徴
・聞き上手な人とその特徴
・聞いてるのに「聞いてない」って言われる人とその特徴
・人と話したいという心理





■人の話を聞かない人の特徴

まずは相手がどんな言動だとイライラするのかを並べて見る。

■人の話を最後まで聞かない

ベースとなる。人の話を最後まで聞かずにリアクション、相槌、はたまた飛び出していったり、結論づけたり。
 
せっかちな印象を受ける。トイレを我慢している人に似ている。どうも話全体の文章のつながりなどでなく、「単語」に反応したリアクションが多い。
 
話しかけた側からしてみたら話を中断したり、乗っ取ったりで「早く話を打ち切りたい」という態度に見える。内心はどうあれ。

■言いたいことと関係ない部分を拾って広げようとする

相手の話の内、自分の関心のあるキーワードだけを拾い上げ、それについて言いたいことを自分が話し出す。
 
特に人名や地名など。
相手が何を言おうとしていたのかに対しては初めから関心を持っていないように見える。
 
どうも「会話」をしなければならない強迫観念と言うか、「こちらも話さなければならない」という思い込みというか、ぶっちゃけ「形だけ会話の形になってればいい」とでも思っているかのような態度に見える。

■全部自分の話につなげる

いつの間にか自分語りが始まっているケース。
何が嫌いだの、何が好きだの。
 
大抵極端に持ち上げるかバカにするかなので、相手は不愉快に感じる。
そもそも最初の話題はどこへ行った。

■早押しクイズ

まるで早押しクイズをやっているかのように、話のオチを「当てようとする」。
話に割り込んでまで。

■オチ泥棒

話のオチの「先回り」。
早押しクイズ同様だが、こちらはその上で会話の主導権まで奪い、まるで初めから自分が話していたかのように振る舞う。
これらは「自分はそのくらい知っているぞ、わかるぞ」というアピールだったり、本気で相手の話に関心がない態度の表れ。




■言い間違い、説明不足などをしつこく指摘する

揚げ足取りに終始する。会話を聞く気がないのは見りゃわかるが、どうも一部は相手が話し手で自分が聞き手に回っていること自体が気に入らないようだ。
自己中な気質に多い。

■はじめにテンションありき

挙動が元から演技臭いタイプに多い。
話が始まった時点で「楽しい話題で盛り上がっている人」を演じるかのようなテンションを醸し出す。
そんなテンションだからオーバーリアクションであり、話し手には聞いてないことがバレる。

■勝手に結論付ける

これは女性が男性に持ちやすい印象だ。
話の途中で「まとめ」に入られると、話してる側としてはどうしても「話を打ち切ろうとしている」と感じる。
たとえそれが2~3時間自分だけがひたすら喋っていたのだとしても。
また、女性は言いたいこと全部話すのがゴール、男性は話題に結論を出すのがゴール、みたいな説もある。
性別の溝は結構深い。

■スマホをいじったりよそ見をしている

多分本気で話に興味ない……とも言えない。
元から視線は泳ぐものだし、片方が一方的に話し続ける場合、相手は大抵退屈する。
逆を言えば退屈しているのは確か。




人の話を聞かない人の3つのタイプ

これらの幾つかの行動パターンとなる。では「何のために」「何が理由で」それを行うのかのタイプ。
 
・自己顕示欲
 
・「聴く力」がない
 
・聞きたくない
 
→内部リンク:人の話を聞かない人の3つのタイプ

 

■聞き上手な人とその特徴

では反対に相手がどんな態度なら満足するだろう?

■相手に意識を向けている

相手の言っていること、上手く言えてないけれど言いたいことを汲み取ろうとする態度を持っている。
聞き上手な人は、なんか頭の良いコメントとか無理にひねり出そうとはしないことが多い。

■理解するための質問

聞き上手な人も、時には相手の話を遮ってまで質問することがある。
だがそれは、アラ探しや主導権争いではなく、相手の言いたいことを理解するために必要な質問だ。

■適切適度なリアクション

過剰なリアクション、ワンパターンなリアクションは「あ、こいつ話聞いてねーな」と思わせるのに十分である。
話術のノウハウを実践してもうまくいかない人はやり過ぎた可能性を疑ってみると良い。
それはともかく、聞き上手な人は適切なタイミングと適度な回数のリアクションである。

■話題を把握している

「相手が何を言いたいか」を把握し、それに沿ったリアクションができる。
適切適度なリアクションをするためにはこれが必要になる。

■相手が喋り終わるまでは待つ

例え突っ込みどころが満載だったりしても相手が喋り終わるまでは待つ。
途中までだとおかしな話でも、最期で全て辻褄が合うことも多い。
逆を言えば、途中でツッコミをいれるのは、そんなつもりはなくても「嫌味なやつ」に取られかねない。




■沈黙を過剰に恐れたりはしない

沈黙が怖い、何か喋らなきゃいけない、という感覚は、実は多くの人が感じているものらしい。
なんとなく気まずい感じはするね。
会話がふと途切れて、ちょっとした沈黙が来た時、人によっては焦って適当なことを言ったり、新しい話題を出したりする。
だが、その沈黙は相手にとっては話を頭の中でまとめる思考の時間かもしれない。
そうだった場合には適当な質問も新しい話題も邪魔だったり、考えを台無しにすることになってしまう。
聞き上手な人は、相手が再び話し始めるまで「待てる」。

■聞き上手な人の姿勢

正直まぁ、なんというか、接待プレイかよという気がしないでもない。
こういった人がいたら感謝するべきだし、普段ここまでのレベルを相手に求めるものでもないだろう。
でもこういったレベルの態度を無意識に相手に求めていたりもするものだ。
ちょっと相手に多くを求めすぎていて、本来はイライラするようなことでもないこともある。








■聞いてるのに「聞いてない」って言われる人とその特徴

聞いているのに「聞いてないだろ」と言われる場合は、大抵の場合リアクションに凝りすぎていて逆に怪しい構図になっている。

■人と話すのが苦手 あるいは苦手な相手

何らかの苦手意識がある場合には態度に出る。
相手からは「心ここにあらず」だとか「そわそわしている」ように見える。
この状態だとリアクションのタイミングが早めになる。
ちょうど「人の話を最後まで聞かない人」のように。

■相槌が下手

文章で言うところの句読点、つまり「、」とか「。」に該当するタイミングで全部相槌いれるだとか、張子の虎の首が揺れるがごとくコクコク頷き続ける人というのが現実にいる。
端的に言って、「やりすぎ」だ。
最大限好意的に捉えても「聞いてますよアピール」にしか見えない。
実際にはちゃんと聞いてたとしても、相手はまずそれを信じないだろう。

■オウム返しのやり過ぎ

相手の言ったことをそのまま口にすることをオウム返しという。
実はオウム返しはカウンセリングやコーチングで使う「傾聴」というスキルにカテゴライズされているもので、本来は相手が「この人はちゃんと自分の話を聞いている」と感じさせる効果がある。
・・・のだが、やりすぎる連中のせいでうんざりして、人によっては悪い印象を持っていることもある。
適切に使えば励ましや癒やし、共感の表明には確かになるし、傾聴の「簡単にできる方法」としてオウム返しがピックアップされてることもあるのだが、やりやすい分、やりすぎることが多い。
オウム返しが技術として紹介されていると知っている人にとっては、捉え方によっては「こいつは今、話を聞いているふりをするスキルを使っている」と捉えられなくもない。




■変な質問、くだらない質問を返してしまう

「沈黙怖い」の弊害。
先程も述べたが、「必要な沈黙」にも関わらずそれをどうでも良い質問で壊したり、話題を変えてしまったりしては「話に付き合ってくれるつもりはないんだな」と相手は思うだろう。
特に相手の話がまとまっていないような印象を受ける場合、「それでも話したい」ということになる。
相手がこのような話し方の時は、こちらもじっくり付き合う姿勢を見せたほうがいいだろう。
いつも話がとっちらかってる人相手は知らんけど。まぁ、結構慣れるもんだよ。

■言ってる側がせっかち わがまま

まぁ世の中広いので。自分の思い通りじゃなきゃ文句を言う人はいるのです。
反応が遅い、リアクションが思い通りじゃない、などなど。

■聞く 聴く 訊く

話を聞いてるか聞いてないかの争いは、言葉で言えば
「きいてない!」
「きいてるよ!」
のやり取りだが、細かいことを言えば「きく」という言葉には三種類ある。
音としての「聞く」
理解しようとする姿勢としての「聴く」
質問をするという意味での「訊く」
上記のやり取りを漢字に当てはめると、
「聴いてない!」
「聞いてるよ!」
になっていることが多い。
これは聞いてる側は確かに「聞いてる」わけだが、話している側からしてみれば「聞き流している」ことになる。




■人と話したいという心理

根本的な話だが、プライベートでの人と話したい/人に話を聞いてもらいたい動機は「感情・衝動」だ。
話しかける当の本人だって話してどうなるのか綿密な計画を立ててるわけじゃないだろう。
これは「共感を求めている」と言い換えることができる。
同情じゃなくても、自分の状況を知ってもらいたいだとか。
シンプルに表現すれば、「聴いてもらいたい」。
確かに「一人じゃない」、と認識することによって前向きになれるという話は多い。
それにストレスを抱えている人間は人に会いたくなる、なんて話もある。
大抵の場合は話しかける本人も具体的な「相手の態度」をイメージして、それを期待しているわけじゃない。
でもなんとなく、「自分の話をしっかり聞くべきだ」なんてイメージがあって、そうじゃないと不満を感じるわけだ。
話すという行為そのものが目的の場合はなおさらに。
こういったとき、必要以上に強く感情が発生する。欲求が満たされそうで満たされなかった場合、動物はすべからく攻撃的になる。
実際には大したことじゃなかったとしても。
今まで述べてきたように、ただ単に不必要に緊張していたりなんなりで、単純に「話を聞くのがあんまり上手じゃない」というだけの人もいる。
まぁ、そのあたりも織り込んで、会話の満足感への期待値を上下したほうがストレスはたまらないのかもしれない。




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