モラハラ加害者に自覚をさせるには?
4/10 加筆
2017/4/3 加筆
2016/7/16 加筆 『自己愛憤怒』
10/9 少し編集・画像追加
10/8更新 加筆修正
モラハラ加害者(自己愛性人格障害)には自分が異常だという自覚がない、
だから治らない、または治療が困難と言われている。
では気づかせることができれば、
彼らは己の言動を恥じ、自制する程度にはなるのだろうか。
モラハラ加害者の価値観
「自己愛のモラハラ加害者」の場合について。まずは彼らの思考回路をトレースしてみよう。
・強い劣等感が根ざしていると言われている。
・幼少期の邪険にされる、拒絶されるなどの「見捨てられるかもしれないという恐怖」がトラウマになっているのではないかという説もある。
・その恐怖から、自分は勝ち続け、一番であり続けなければならない、という意識が強い。
そうでなければ「無価値」となり、誰からも相手にされない、と。
だから「強敵に勝とう」ではなくて「勝てる相手を見つけよう」という思考パターンをする。
要するに「自分より下がいればいい」。そのためにそういった人間を「作ろうとする」。
・ここから、「敗北や己の非を認めない」傾向が見られる。加えて、彼らの攻撃的・侮辱的な言動の理由となる。
・被害者に自分を重ねてみている?
・モラハラやイジメなどの加害者が行なう他者への攻撃は、ユング心理学で言う「シャドウの投影」だとする指摘もある。
・シャドウとは、自分の本質のうち、受け入れがたいものの総称だ。言葉の意味通りに【自分の影】。
・投影とはそのままの意味だ。被害者をスクリーンとして、自分の中の嫌いな部分を映し出している。
・重要なのは、彼らは(重症だった場合)「モラハラをやめたら(モラハラだと認め、自分の非を認めたら)自分が今までやってきたことを全部やり返される」と思っていること。
彼らは悪意を持ってその言動を行っている。侮辱そのものが目的だ。これ自体が彼らにとっての快楽であり、やめたくない。
加えて己の非を認めたら同じことを「やり返される」と怯えている。彼らは必死で、全力で、否定するだろう。
・つまり彼らにとってはモラハラの加害行為を止めるのはデメリットしかない。
・自分が嫌いだからこそ、それを投影している被害者には容赦がない。
・彼らは【強者】として振る舞う。被害者に対して自分の本質である【弱者】を投影する。彼らは自分の影に向かって『お前は俺とは違う』と叫びながら攻撃を続けるわけだ。
つまり、自分で自分のことを、
本当は誰からも相手にされないし、
本当は嫌われるような性格や言動をしているし、
本当は大した能力もないと思っているからこそ、
自分は人気者で、
自分は好かれていて、
自分は才能や実力があると言い張り、
他人にそう思われようと時にはホラや嘘を吐き、
被害者は誰にも相手にされない人間で、
嫌われ者で、
無能な怠け者だと罵り、
時には『アイツは悪いやつだ』と嘘をついてまで【何をやっても良い相手】を作り上げる。
こうすることで、「自分はそうじゃない」と思えるからだ。
モラハラ被害者を攻撃することで、自分がそんな扱いをされる可能性からは(彼らの頭のなかでは)遠ざかる。
この傾向は一般人にも多いが、普通はここまで駄目な方向で全力にはならない。
彼らは根本的に歪んだ妄想を抱えている。
『統一されたルール・価値観が人間にはあり、自分はそれを知っていて順守しており、その通りに動かない人間は異端であり、糾弾され、罰せられるべきだ。
そしてルールを守っている自分にはその権利がある。』
統一されたルールなんて無く、価値観はそれぞれである。これ自体が妄想だ。それを守ったところで相手が望んだリアクションをするわけがない。
しかも厄介なことにその『ルール・価値観』は自分に非常に都合がいい。むしろ願望の産物だ。自分が『主人公』になれる世界。脇役どころかいないほうが誰もが安らげるくせにだ。
その上で彼らはこの歪んだ妄想に従い生きるのが『自然体』ときている。
・幾つか(自称だが)「モラハラ加害者」のブログを読んだ。どうも彼らは自分が口にする屁理屈のことを「正論」だと認識しているらしい。
「正論で徹底的に攻撃する」だとかなんとかそんなフレーズを結構見かけた。
この正論(笑)は、基本的に視点漏れを意図的に起こしている。
自分の都合の悪いことを一切織り込まず、その場に都合の良い「正論」を武器として使用する。
状況と噛み合っていない時点で正論ではないのだが。
もしも「正論はいつでも正しい」と思っているのなら、
アスペルガーかなんかかも知れない。
モラハラ被害者に向けて書いておくが、例え同じ日本語を使っていたとしても「言葉が通じない人間はいる」。
ところで、「口喧嘩に絶対に勝つ方法」を何かあなたは思いつくだろうか。
私が思うに、
相手の言うことを一切聞かず、
こちらの言い分だけを一方的にまくし立て、
相手の言い間違いやら弱みやらは徹底的に突く。
で、自己愛のモラハラ加害者はこれを理解し、実践している。
「勝つ」ことしか頭になく、正しさだとか道徳だとか現実だとかはどうでもいい。
彼らが大好きな「正論」すらも、相手を黙らせれば本当はどうでもいいのだろう。
実際、彼らの言う「正論」は「自分は例外」というフザけたオプションが付いている。
この場合一切の交渉・説得は不可能なので、彼らが加害行為をしてくる限りは、結局のところは絶縁するのが最適解となる。
・彼らは【攻撃】そのものが目的だ
・自分が攻撃者であり、攻撃すればするほどシャドウと正反対の位置にいるのだと思える。
ギャラリーに絶対にばれないように隠れて本性を出すかの二極を使い分ける。
ここまでのことをほぼ無意識的に行っているからこそ「人格障害」と称されるのだろう。
予防策は「ナメられないこと」。
チンピラ相手みたいな対処法だが、チンピラみたいなもんだからいいだろう。
というかチンピラの特徴と全部同じ気がする。
常識人を名乗り、被害者を堂々と攻撃・支配するための口実を欲しがっている。
相手のミスを待ち望み付きまとったり、
時には嘘の噂をばらまいて悪人に仕立てあげたりして環境を整える。
モラハラ加害者にだまされないように
そして最も彼らが使う口実が、
「常識」
「ルール」
「マナー」
「普通」
「当たり前」
「人の気持ちを考えろ」
と言ったものだ。これらは本質的には全て先頭に「俺の/私の」と付く。
本当に常識なのか、本当にマナーなのか、本当に当たり前なのかと関係なく、
相手を思い通りに動かすためにこれらの言葉を利用する。
・チンピラのような人間が自分の彼女や自分の子供、自分の部下にだけまともっぽい正論を吐いたり説教したりするという話を聞いたことはないだろうか。
それがまさにこれだ。
「教えを説く立派な自分」を味わっているだけ。
だから説教自体が些細なこと、的はずれなことなどの理不尽で、そして時々ドヤ顔をしている。
・『お前が悪い』という嘘の見破り方
「口実」のせいで言ってることが一見まともに見える。
なので被害者も第三者も騙されがちだが、
結構簡単にこの嘘は破れる。
状況を冷静に認識して、こう考えてみよう。
「ここまでされる・言われる筋合いはあるか?」と。
特に頻度を気にしてみると良い。彼らは前述のとおり加害行為に中毒している。
口では『本当は怒りたくない』、『お前がそうさせるんだ』と言っていても、自分から蒸し返したりして攻撃してくる。
これに加えて彼らは「他人が思い通りにならないのが気に入らない」。
前述の歪んだ妄想ルールに従って他人が振る舞うことを期待するが、そんなやつは1人もいない。
拠って他人が何かする度にストレスが溜まる。
騙されてはいけないのは、『頻度と程度が異常』だということの説明には全くなっていないこと。小さな嫌味や注意でも、その頻度が異常ならばそれは異常なことだ。
実際のところ、指摘している点やその方法自体は精神状態が普通の人間と対して変わらないことが多い。これがモラハラがバレにくい点でもあるのだが。
逆を言えば「正当な理由でも限度を超えればモラハラになる」ということ。
・一番笑えるのは『人の気持ちを考えろ』というやつだ。この時『人』と言う言葉が指しているのは加害者本人であり、決して第三者ではない。
要するに『自分が満足する言動をしろ』という子供でも言わないような、ワガママでしかない。
恐らくは、これらの言葉は彼ら自己愛が過去に「言われたことがあること」なのではないか。自業自得で。
それらを受け入れられず、他者に投影しているのではないか。
・もう一つ、彼らは幼少期に大人に怒られた経験などの「言うことを聞かされた経験」を、そのまま「他人に言うことを聞かせる方法」として採用しているように見える。
まぁここまでは一般人でもそうだ。大体7歳くらいまでの経験が人格形成のベースになると言う説もある。
だが、彼らはそれを気楽に使いすぎる。普通は怒るのは最終手段だ。こじれたらその後の関係に悪影響があるからね。
だが、彼らは初手でそれを行う。そして彼らは「他人が自分を嫌うことを絶対に許さない」。
行動と目的は矛盾している。
人に言われて認めることはないだろう
・一般人と「ルール」が違いすぎる。彼らは自分が嫌われていることはうっすら分かってはいるだろうが、恐らく本気で自分が悪いとは思っていない。
・話が通じない上に、自分に不利なことは当然否定する性格をしている。
・シャドウを投影した被害者に攻撃をしている時点で
「自分の嫌な部分からの逃避をしている」ということになる。
これは「お前のやっていることはモラハラだ」と指摘されても絶対に認めないだろうと思える要素だ。
なぜなら『認めたくない』ために加害行為をしているのだから。
・犬や猿などの一部の動物と同じく、周りの人間をランク付けしている。
自分より上か下か、それを非常に気にする。
前述のとおり、彼らは一番(あるいは勝者)でなければならないと思っているからだ。
・だからマイナスになるようなことは認めないし、脳内ランキングで下位の者の話は聞きもしないだろう。
これは「被害者には加害者に気づかせる手が無い」ということを意味する。
一方、自分より立場も何もかも上の相手がいた場合、媚びへつらって取り入って、【同化】しようとするとされている。
彼らは基本的に【厚かましさ・馴れ馴れしさ】のパラメータが高い。カンストしているレベル。
その上で、人目を忍んでモラハラを続けるだろう。
・何より致命的なのは、自分の快・不快=社会の常識や善悪だと主張するということだ。
だから劣等感を刺激する優等生なんか見ると不快なわけで、
不快だから社会的に悪いやつに仕立て上げる→攻撃してもいい
といったような狂った考えが発生する。そして実行する。
手に負えない、と言うか、コミュニケーションが成立しない。
彼らは基本的に何もかもを『自分の思い通りにしたい』からだ。それを邪魔する要素をわざわざ受け入れたりはしない。
被害者から口頭で伝える、と言うのは成功率が低く、逆効果になる可能性のほうが高いだろう。では第三者を通したらどうだろうか?
相手が格上なら
意外かもしれないが、格上に対しては靴を舐める勢いで媚びを売るケースがある。
これは上に取り入って一体化し、自分の株を上げようという思考らしい。
イメージ的にはブラック企業のNo.2みたいな感じか。
まぁ、社長だろうがなんだろうがバカにしているケースも多いみたいだが。
どちらにせよ、格上に指摘されたなら表面上は受け入れるだろう。
だが、「厳しい親と、その目を盗んで悪さをする子供」のようなことになる可能性が高い。
相手をライバルと認めたら
ライバルに対しての対応は、悪評を流したり、邪魔をしたりという妨害工作に一生懸命になる場合と、
「あいつは上に媚を売っているだけだ」
「あんなやつを褒めるなんて周りの奴らは馬鹿ばかりだ」
などと自分の認識を修正して自分を慰める場合がある。
見事なブーメランである。後者はわかりやすく「駄目な自己愛」だ。
もしライバルに指摘されたなら、
「悪評を流そうとしている」
「自分を引きずり降ろそうとしている」
としか取られないだろう。
なぜなら自分がそういうことをするからだ。
基本的に彼らは自分と違う思考をする人間を理解できない。
馬鹿にするか敵だと思うかの二択だろう。
相手を格下だと認識すると
大半、被害者はこの位置に該当する。実際に上か下かとは一切無関係で、加害者の脳内ランキングの話の上で、だが。
仮に被害者が能力や実力、人格的に加害者よりも遥かに上でも、
もはや何を言っても聞く耳を持たない。
『自分のほうが上だから何をしてもいい』、或いは『アイツは悪いやつだから何をしてもいい」
とすら考えている場合もある。
こうなるとエスカレートする一方だ。
◆モラハラ被害者はモラハラ加害者のことをどう思っている?
何故かこのページ、「自己愛 末路」「自己愛性人格障害 末路」での流入がある。
それについて何も書いてない時点でそこそこの数が。
なんか「総当りで徹底して探している」気配を感じる。
要するに自己愛になんか酷い人生を送ってほしい意志が確実にある。結構な数の。
同様に、「自己愛が嫌がる事」の検索数もそこそこの数だったりする。
まぁ要するに、こういった被害者の内幾らかは「復讐を考えている」気配がある。
面白いことに(自称だが)モラハラ加害者のブログというのも結構見かける。
幾らか読んでみたが、まぁ、それっぽい。特に怯えながら強者を装う所が。
そういった所にも「自己愛が嫌がること」での検索流入があるらしく、(性分的に黙っていられないだろうから)答えているのを見かけた。
彼ら曰く、「何言われても平気」「自分のことは棚に上げて正論で反撃するから無敵」とのことだ。
私から見たら逆だ。
彼らは「何を言われても何を見ても傷つく」。
だからこその攻撃的なコミュ障そのものの言動なのだと思っているが。
地雷の数の異様な多さはまさしく劣等感を抱え、それを攻撃性に転化したものだろう。
だから彼らは「二度と言わせない/させない」用に徹底する。
何度も、しつこく。
ちょっと笑ってしまったが、「そう思っている時点で自己愛と変わりませんよ!」と当の(自称)自己愛が書いていた。
・自己愛の末路。一応調べてみた。
有名所だと太宰治と三島由紀夫。彼らは自殺している。
その方法は手が込んでいて、ファンには悪いが「かっこよく死にたい」という願望が透けて見えるナルシストなものと捉えられなくもない。
三島の演説は共感したものが多いらしいが。
まぁ、自己愛について調べているという視点から彼らを見ると、どうしてもね。
一般人で言うと、「金や権力、暴力や恐喝などで周囲の人間を従わせようとし続けるが、加齢と共にそれらは失われ、今までのツケが回ってきたかのように人が離れていき、孤独死する」とされていることが多かった。
自分の言動がモラハラだと気づかせるには?
さて、モラハラ加害者が格下ならば、叱りつければ効果はあるかも知れないが、形だけ取り繕う場合が多い。というか、上司がいる時だけ大人しくなるのが関の山だろう。
ライバルは明確に「敵」認識されているので何を言っても攻撃されたと思い込む。
格下だと認識されている被害者が上司を通して注意してもらったり・・・したところで、「嘘をつくな」と後から言ってくるのが目に見えている。
自覚がない(フリを無意識でしている)から本人にとっては青天の霹靂なのだ。
究極の第三者として法的な処置もあるが、
手間やその後を考えると簡単に打てる手でもないだろう。
要するに無理に近いし、あまり意味もない。
事実を都合よく脳内で修正し、最終的に「自分は悪くない」という答えに持っていくから、
仮に指摘して反省させることが成功したとしても次の日には意見が変わっている場合がある。
前述のように媚を売るタイプなら出世してやりたい放題パワハラするケースも有る。
たちが悪い。
だが「やっていることが異常だ」という指摘は素直に受け止めることは考えられない。
・一応言っておくが、一般的に言われる「自己愛」と病気としての(病気じゃないとする意見もあるが)自己愛性人格障害とは「別物」だと思ったほうが良い。
一般に言われる自己愛は自分勝手でヒステリーで話が通じなくて攻撃的で性格悪いとかそんな意味だ。
要するに、絶望的に性格が悪くて上記の条件にすべて一致している上で「医者の判断としては」自己愛性人格障害ではないこともある。
アスペルガー障害も妻同伴で夫が診察に来るケースでは8割位は別の原因だったという話がある。
・被害者が「自己愛だと認めさせよう」とすることは裏目に出ることがある。
加害者が診察に行って、「自己愛性人格障害じゃない」という診断が出た場合、
「ほらみろ! 俺はまともだ! お前がおかしいんじゃないか!」
となる。
加害者の言動が社会的、道徳的にクズ一直線だと分からせようとしたほうがまだマシだろう。
多分それも認めないだろうが。
あるいはその言動が「犯罪になる」「訴えられたら負ける」レベルなら、そうだと認識させる手もあるが、実際訴えたほうがもう良いんじゃないかと思わなくもない。
『自己愛憤怒』
そもそも、『自己愛に自覚をさせたい』という目的とは、即ち相手が己の行為を恥じ、改めることを期待するからだろう。だが……、わかるだろう。それはありえない。
むしろ危険のほうが大きい。自己愛者の特徴として、『自己愛憤怒』があるからだ。
※
自己愛憤怒(じこあいふんぬ、英: Narcissistic rage)とは、自己愛者の自尊心もしくは自己価値感への脅威と認識される自己愛的傷つき(Narcissistic injury)への反応として生じる激しい怒りである。自己愛的怒りとも呼ばれる。
Wikipedia:自己愛憤怒
※
要するに、『図星を指されると発狂する』。
自己愛だけでなく、自己中心的な人間はこういった反応をやりやすい。
本来、彼らがよく武器として使う「正論」は、彼らにこそダメージを与える。
自己中の中でも『他人が気になりすぎる人間』、つまり自己愛は特にその傾向が強い。
発症するタイミングとしては、
1:図星を指された時
これはまぁ、ブサイクに向かって『ブサイク』と言うようなもんだからだ。
おまけに本人は『真人間』だと思って(周りに思わせようとして)いる。
これはつまり、ナルシストなブサイクに向かって
『は? その顔でイケメンだと思ってんの?』
と言うレベルに近い。図星過ぎて発狂するわけだ。
2:相手が思い通りにいかない時
これはかなり自分勝手な基準で判断される。
自慢話をして相手が希望通りのリアクションじゃなかったり、
綺麗事を口にしても賛同されなかったり、
脅迫しても相手が狙い通りにビビってくれなかったりと。
異質なものとしては、相手が『自己愛に注意する』時。
連中の頭では自分が指図されるのは相手より下だということになるので発狂する。
糞ガキのヒステリーに類似している。と言うか同じだ。
根本的に話しかけようがない。
自己愛にそうだと指摘するのは自己愛憤怒の反応を引き出しやすい。
根本的にモラハラを『させない』、または相手から『逃げる』ことを考えたほうが建設的だろう。
医者に連れて行った所で無駄になる可能性も
・最悪なケースを一つ見つけた。
医者に「自己愛性人格障害」だと診断され、
その診断書を免罪符のように振りかざし、
「自分は自己愛性人格障害なのだから周りが気を使うべきだ」と主張した者がいたらしい。
この話自体の信憑性はともかく、正直な所、「やりかねない」と言ったところだ。
他にも自称二重人格や自称サイコパスを自慢する連中も掃いて捨てるほどいる。
最近は自称
ADHD/ADDや自称アスペルガーも湧いているそうだ。
このケースでも本人は自分が異常だとは恐らく毛ほども思ってはいない。
自分がやりたい放題やるために都合がいいから利用しているだけだろう。
わかりやすく「手遅れ」だ。
つまり、
なんとか説得して、
医者に連れて行き、
自己愛性人格障害だと診断される、
という手順を踏んでも全く改めない可能性があるということだ。
自己愛性人格障害に対しては、
専門家が言うには「加害者と接触を断て」。
被害にあった経験者が語るには「自分が心の病気になる前に逃げろ」が結論だそうだ。
彼らに受けた被害で一番損失だと思うものは?という質問には
「関わった時間の全て」だそうな。
ああ、ちなみに自覚がない=無罪というわけにはいかない。
自覚がない=「自分から止めたり治そうとしたりすることが絶対にない」だから。
「悪気はない」のと「悪くない」のは全く違う。
その上でコントロールができないというのなら、側に居るだけで危険になる。
自然体が悪と言うのは下手な犯罪者より余計危険だ。
実際彼らのせいでうつ病や自殺など、間接的に病人・死人が出ることもあるし、
自己愛性人格障害ではないモラハラ加害者
最後になってしまったが、自覚のある加害者、
つまり自己愛性人格障害ではないモラハラ加害者について。
前述の通り、「異常」としての自己愛性人格障害は、そうそう診断はされないだろう。
それでも前述の通り手遅れレベルの人間もいるだろうが。
恐らくは、一般的な意味での「自己愛」とはいかないまでも、モラハラをしているタイプが多いだろう。
自己愛に見られる劣等感は多くの者が抱えており、
それに対する歪んだ発散法を自ら選ぶ者も入る。
人格障害じゃない「自己愛というほどじゃないモラハラ加害者」もかなりの数いるということになる。
この場合は自己愛とは違い、モラハラ自体が目的ではないことになる。
自覚さえさせることができれば自重はするだろう。
普通の感覚を持っていれば、「悪者になること」の社会的なデメリットは意識せざるを得ない。
加害者がそういった者達だった場合には少しは自覚させる可能性はある。
被害者が「ランキング」下位だった場合には聞く耳を持たないだろうが、
何かしら自制する必要性を感じればモラハラは止まる可能性もなくはない。
ただ、遺伝や血統とは違うのだが、「親の生き写し」の様なケースは厄介ではある。
それがその者の振る舞いとして普通、つまりは「基準」であり、それ自体が問題である場合はある意味「生まれ変わる/自分を育て直す」必要が出てくるからだ。
多く見かけるパターンは
「離婚を妻に言い渡されてようやく自覚し、治そうとする」というものだ。
窃視症や窃盗癖やらの「本人が好きでやってて周りに迷惑な異常」のタイプは、本人が「止める必要性を感じない/やめたくない」ので再発率が高いと言われている。
逆を言えば「改めないと自分が困ることになる」と問題認識をしている場合は大抵軽減はできる。
恐らくだが、人間は本能レベルで加害行為に対して快感を得るベースは持っている。
マウンティングに代表されるように、「自分はこいつより上だ」と認識できる行為はある意味自己実現の欲求を満たすことになるからだ。
要するに、自己愛だろうとそうじゃなかろうと、しつこいようなら「中毒者」である可能性自体は高い。
彼らが「やりすぎてしまった」場合には、その場でそう言った方がいい。
簡単に言えば「牽制」だ。
大抵の場合、人は「上手に怒れない」。
怒りの感情だけを伝えて言い分は伝わってなかったり、言い過ぎたりはするものだ。
普通は怒りの後には後悔がある。
相手がそういった物を感じることが出きる人間ならば、言葉は通じるだろう。
後出しで、思い出した時に言うとあまり効果が無いし、
そういうことを後出しで言うのは大体喧嘩している時だろうから悪化する。
大事なのは、「やること自体は誰でもやるかもしれないこと。その回数、強さと頻度がしつこすぎる」ことを伝えること。
まぁ簡単に言えば「一度で十分だ」ってことなんだが。
言うべきか、それとも手遅れだと断じて距離を取るかは、
単純に「話が通じる相手かどうか」で決めて構わないだろう。
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