しつこい人
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・しつこい人は何が動機・目的か
・相手を思い通りにしたい
自分の欲求を相手を使って満たす、あるいは自分の不安を相手を使って解消するのが目的
つまりしつこい動機は「相手に言う事聞かせたい」「相手を思い通りにしたい」ことから。
相手に自分の都合のいいイメージを植え付けるための「洗脳」や、自分がしてほしいことを相手にやらせるための「操作」、「誘導」の属性を帯びる。
と言えば大分聞こえが悪いが、例えば親が子供に注意する場合なども該当する。上司が部下に、なども。
この場合いくら注意・指摘をしたところで対象は実際に何らかのことをやらかした後なので「安心感」は得られない。このことからしつこく注意してしまう、ということは多い。まぁ言い方ややり方の問題が出てくるけど。
・支配感・影響力を感じるため
「嫌がらせ」がしつこいタイプ。相手が嫌がると満面の笑みを浮かべるような。
自分で自分のことを小物だと思っているので、自分が他人に「影響を与える」と、嬉しくてたまらない。
・相手のリアクションを引き出せるから
同じことを何度も繰り返し言ったりやったりすれば、その内我慢の限界が来て相手は何らかのリアクションを返すだろう。つまりは「構ってもらえる確実な方法」となる。他に構ってもらえる方法が思い浮かばない。
逆を言えば嫌がらせでもしないと構ってもらえないと思っている自己評価の低さがある。
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・相手が自分を優先することの確認
既にある程度親しい状態である。家族だとか恋人関係だとか。あるいは当人はそう思い込んでいる。ストーカーとか馴れ馴れしい奴とか。
この人間関係の上で、「それどころじゃない」時を狙って「邪魔をする」かのように大したことじゃない電話やメール、LINEなどをしてくる。確信犯。仕事中に電話とか、真夜中に電話とか。電話嫌いや電話恐怖症というものが世の中にあるが、一部はこいつらのせいじゃなかろうか。
もちろん「自分を優先するかどうか」の確認だ。逆を言えばやっぱり「見放される」ことに対して怯えている自己評価の低さがある。まぁ高けりゃいいってもんでもないんだが。
・しつこい人の対処法
根本的なこと言うと、「相手をするから付きまとわれる」の一言で終わる。
無視が有効。「説得」は逆効果になる事が多い。上記で述べた通り「ゲーム」タイプだと「構ってもらえればなんでもいい」というある意味末期だからだ。
だが何が「エサ」になるのかが、正直わかったもんじゃない。極論、相手をしてもらえればなんでも良いと思ってるやつ相手に「お前が嫌いだ」と告げるのは「構ってもらえた」という「成功カウント」になる。
レアケース・・・とも言い難いな。いじられて自殺を考える者もいるが、喜ぶ人間もまた実際にいるわけで。このあたりは結構入り組んでいる。まぁいじる側は自己愛や
マウンティングの方向に片足突っ込んでるとは思うが。片足で済んでるか?
また、恋愛体質のストーカーに対しては「希望を与えないこと」も強調されている事が多い。要するに、調子に乗りやすい上に病的なポジティブシンキングだから甘い顔見せた瞬間つけあがるぞ、とそういうことだね。
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相手が大人しくなっても、拒絶の態度は崩さないようにしたほうがいいだろう。どのくらいダメかというと、「二人きりになってはならない」という根本的な所から言われているので、まぁ危険人物扱いだね。
よほどしつこい相手に対しての大事なポイントだが、説得したところで「本人にもどうしようもない」事が圧倒的に多い。人間99.9%無意識で動いてるなんて話もあるくらいだ。理性や我慢や自制心の話だとは思わないほうがいい。「そういう生態」でありそれが有害あるいは危険だから距離を取る、という話。
スルーか無感情無表情にあしらって「これは有効な手段ではない」と本人が気づく、あるいは諦めるように促すのがいいとされている。
この上で急に態度を切り替えるのも危険。「何かの間違い」だと思って余計にしつこくなったり、自分を無視するなんて許せないと攻撃的になったりが多い。
認知的不協和とか、
心理的リアクタンス。少しずつ態度に表していくほうが安全だろう。
まぁ一番簡単なのはそいつが入ってこれないような別のコミュニティに入り浸ることだが。
逆を言えば「狙われる人」は、お人好し、怒れない、自己主張が苦手などの傾向がある。無害な人間が有害な人間に食いつぶされるのは個人的には面白くない。自衛手段は身につけてほしい。
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