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■目次
・コンディションを整える
・頭の回転を早く「させる」
・まとめ
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■コンディションを整える
・特に生活習慣的な要因で本来の知性が発揮できない可能性がある。
最も厄介なのは、馴染みすぎて「これが普通」だと本人が思っていること。これにより「ずっとそのまま」でいることも在り得る。
水を飲む
英イースト・ロンドン大学によれば、特にのどが渇いているときに水を飲むと効果てきめんで、のどの渇きが癒されると脳が本来の働きを取り戻すためとみられている。
いずれのケースでも反応時間には変化なかったものの、問題を解くスピードの差は歴然で、水を飲んだ後の方が14%速かったという。
汗をかいて体内の水分量が減ると、脳の灰白質が委縮するため思考力が低下するとの研究結果も出ている。
・見ての通り、「水を飲めば頭が良くなる」というわけではない。
どちらかと言うと「気づかないうちに馬鹿になってるから水飲んで回復しておこう」ということになる。
あくまでも「本来のスペック」に戻るだけだが、「万全のコンディションに近づく」とも言える。
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背筋を伸ばす
・背筋を伸ばすと心拍数が上がる。脳への血流が増え、酸素が行き渡る。
・姿勢が悪い状態での呼吸の効率はかなり悪い。肺が十分に機能を果たしていない。
現代人の、特にデスクワークの人間(要するに猫背かそれに近い姿勢を長時間取る人間)がよく悩まされる以下のような慢性的な症状が「姿勢による酸素不足のせい」だとされている。
日中よくあくびが出る
疲れやすい/疲れが取れない
十分寝ているはずなのに眠い
どれも「頭の回転が早い」状態とは正反対のイメージの症状であることが分かる。
・要するに、前述の水の話と同じで「知らない間に馬鹿になってるから普段からしっかり酸素取り込んでおこう」と言う話。
・ちなみに姿勢を正すことにより集中力が増す、やる気が出てくるなどの効果があるともされている。これらの効果には即効性があるとも。
だがこれは、集中力ややる気が「増す」のではなく、「元に戻る」だけの話ではないだろうか。それだけ日常的に酸素不足でスペックが落ちているのでは。
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体を動かす
・運動することにより脳への血流が以下略。
・身体を動かすのは頭の回転と無関係と思う人も極稀にいるかもしれないが、身体を動かす時にも脳は使う。
実際、運動することに依る記憶力アップなどは確認されている。また、散歩中に何かがひらめくなども良く聞く話だ。
・運動と言っても散歩やストレッチなどの軽いもので効果がある。
ちゃんと食べる
・脳にはブドウ糖が必要だが、まぁ炭水化物の分解とかで大抵は十分足りているからあまり気にしなくていい。摂れば摂るほど良いのだとしたら甘党は全員頭がいいことになる。
ブドウ糖を直接摂った場合、血糖値が急激に上がり、急激に落ちる。この両方のタイミングでかなり眠くなる。
食事による分解→吸収のプロセスを踏んだ方が糖分の摂取としては理想的とのこと。
・「食事の時間」を守ること。
食事と睡眠は体内時計に大きく影響を及ぼす。体内時計は私達の普段使っている時計というよりは、砂時計などの「タイマー」のイメージに近い。しかも複数の。
つまり朝日を見たり食事をするタイミングで一部の体内時計の「仕切り直し」が起きている。ここが不安定だとズレる。
参照:
体内時計がズレていると日中眠い、夜だけ元気みたいな状態になる。これでは性能を発揮できない。
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ちゃんと寝る
・睡眠不足は二日酔いと同じレベルにバカになると言われている。
判断ミス、ヒューマンエラー、記憶力や注意力の低下など、枚挙に暇がない。
・それ以上に質の悪いのが、「慢性的な寝不足」である。
つまり毎日微妙に睡眠が足りない状態。
この状態では上記と同様にスペックが落ちるのだが、恐ろしいことにその自覚がないそうだ。
本人はちゃんと頭を使って物事の判断ができているつもりでいる。そのクオリティが「自分の普通」だと思っている。
・もう一つ「怖い話」。
ツイッターで見かけた話だが、一日2~3時間の睡眠で平気なように「鍛えて」、数年働き続けてきたが、ある時「本当にこれ大丈夫なのか」と不安になり、眠れるだけ寝ようとしてみたそうだ。
眠れなかったらしい。どうしても2~3時間で目が覚める。どれだけ疲れていても。要するに、「眠れない身体」になっていたと言う話。
・前述の通り、睡眠が足りないと酔っ払いと同レベルになる。その上で「眠れない身体」になることも在り得る。
身体にとって、脳にとって睡眠が足りていないのに眠れないことになる。「限界が来たら分かるだろう」と思っていると危険かもしれない。
ただでさえ年をとると「眠る力」が弱くなると言われている。彼らは熟睡できなくなり、だからこそ日中どこででも寝る。
・結構ショートスリーパーに憧れる人間は多い。活動時間が増えるからだろう。
仮に「努力して」そうなったとしても、ただ単に眠れない体になり、その上で頭の回転は落ち、尚且つそれに気づいていない状態になっただけかもしれない。
恐らくリスクのほうが大きい。
・ちなみにショートスリーパーは大抵短命である。
参照:
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■頭の回転を早く「させる」
スピードアップ
・基本的に脳は環境に「適応」する。頭の回転が速くなる必要を認識しない限りは早くはならない。
・頭の回転が遅い人間は、動作も遅いことが多い。行動に移るまでが遅いのではなく、行動自体が緩慢になる。
行動とは、歩くスピード、話すスピードなど、一挙手一投足全てだ。
・これはインプット(頭に入る情報)もアウトプット(頭から出す情報)も遅いということだ。
そして実際に「そのスピード」で本人的には間に合っているから、ずっとそのままということになる。
脳に「もっと早くする必要がある」と思わせなくてはこのままだ。
・最も簡単な方法は、自分の行動のスピードを上げること。
早く動く(アウトプットする)ためにはインプットを積極的に行い、状況把握や準備をしなくてはならない。まぁこのあたりは脳が勝手にやるので、本人は「素早くこなそう」と意識していれば良いのだが。
要するに、行動を早めると脳が「後からそれに慣れてくる」。
・難しく考えなくとも、「頭の回転が遅いと動作も遅くなる。逆に動作を早くすれば頭の回転も早くなる」という認識で良い。
まぁ、せっかちなバカもいる。この場合でも「頭の回転そのものは」早い傾向にある。バカだけど。
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時間を気にする
・身もふたもないことを言えば、「頭がサボる暇を減らす」ということ。程よくね。休息も必要だ。
時間を決めないよりも時間を決めてやったほうが作業が捗るのは、多くの者が語っているし、経験もあるだろう。
・「慌てることに依るミス」を警戒してこれを嫌う人間もいるが、そのとおりだ。
頭の回転が早くなる前に動作だけ早めるのだからその可能性はある。対象は選ぶ必要がある。
少なくとも慣れきった作業に対しては厳し目の時間を設定して、その間に終わるように努力してみると良い。
終わった後のチェックをじっくりやるなど、スピード重視と精度重視をタスクによって切り替えていこう。
・脳は必要なら速度を上げる。要するにこれらの方法とは、能動的に「脳が早くなる必要がある場面」を作ることになる。
こういった意識的に集中して脳を使う状態を続けることは「フロー状態」に入る手段としても知られている。
参照:
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■まとめ
・頭の回転速度は生活習慣と本人の「生きるスピード」にかなり影響を受けている。
・まず邪魔をしている要因を解決すること。水分、糖分、酸素、睡眠の安定した供給。
・次に「今よりも」頭の回転を早くする必要があることを脳に分からせる必要がある。そのためには、実際にそういった機会を作る必要がある。
と言っても、時と場合は考える事。
・余談だが、頭の回転が早くなっても自覚はできない可能性がある。何らかの成果を出したり、他人に指摘されて初めて気づくかも知れない。
「慢性的な睡眠不足」の話でスペックが落ちても自覚ができないことを書いたが、逆もあるからだ。
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