「自分が嫌い」と言う人はどうすれば楽になれるか
「自分が嫌だ」と言う人は、自己嫌悪に苦しんでいる。
彼らは苦しみ続け、一日中自己嫌悪に陥ったり、他人と自分を比べてなおさら凹んだりして日々を過ごしている。
そういった自己嫌悪をなんらかの前向きな形に昇華するためには何が必要だろうか?
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1:「自分が嫌だ」という人の理由
- 他人と比べて自分は出来が悪い
- ありえないミスをしてしまった
- なんであんなことを言って/やってしまったのだろう
- 自分で組んだ予定すらこなせなかった
- 自分自身の性格が嫌だ
- 嫌なことを何度も思い出している自分
・自己否定に陥る原因たる価値観そのものが理不尽である場合も多い。
・特に意味もなく「みんなそうだから」「昔からそうだから」なんて理由に対して、それに適応できない・したくなくて苦しんでいる人も。
・本当に自己嫌悪に陥るべきなのかどうかは再考する余地があるだろう。
・「群れの生き物」として周りと自分の価値観の齟齬はかなりのストレスになるのは事実だ。日本では
「恥の文化(笑)」もあるし、なおさら無理をしてでも周囲に溶け込んでいなくてはならないと思っている人が多い。
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2:自分が嫌になる本当の理由
・大きく2つのパターンに分類が可能だろう。
罪の意識(自身の言動に対しての自己嫌悪)
人の悪口を言ってしまった、我慢するべきなのに我慢できなかった、やるべきことをやらなかった、そういった「後悔」。
自分に対しての失望(失態・能力の不足に対しての自己嫌悪)
出来ると思っていたのに実際にはできなかった、またはできなきゃいけないと自分で思っているのに実際にはそれができないという失望。
・後者は対人恐怖症気味の人間がよく抱えている。前者はまぁ、だれもが通る道かもしれない。
・この2つは、1つに統合出来る。すなわち「理想の自分になりたい」だ。もっと上手く立ちまわりたかった、もっと出来ると思ってた、そんな感じ。「成長したい」という願望の表れと言ったほうがわかりやすいだろうか。
・あなたが自分が嫌いな理由というのは、悩みの種なのは確かだが、同時にあなたの「課題」である。つまり、克服するべきもの、考えるべきこと、そういったものだ。
・人と上手く付き合えなくて自己嫌悪になっているのは、あなたは人とうまく付き合えるようになりたいからだ。
・自分の発言や行動を恥じているのなら、あなたは理想とする振る舞いを身につけたい、或いは自分をコントロールしたいと思っている。
・こうなると、自己嫌悪を前向きなものに昇華させるのではなく、自己嫌悪の原因そのものが結構前向きなものだと思わないだろうか。「自分はどうなりたいのか」がハッキリと分かっているのだから。
3:自分が嫌な人の気が楽になるために
・後はどうやってそれを果たすかの問題だ。大抵のノウハウなら、ネットで調べられる時代だ。実践はそれなりに大変だろうけど、「何をしたら良いのかわからない」と言う状態には、ここまでくればならないんじゃないか。
・最後に、自己嫌悪から脱却したとして、過大な自信を持たないよう気をつけること。それができなければ足元を掬われ、つまりは恥をかき、元に戻ることになるだろう。
・導入部分でも言ったが、恐らく自分が嫌いだという人は他の人間より「マシ」だ。大抵は自分の問題点に本気で気づかないか、気づかないフリをしながらそのままで居続けるからだ。
・真正面から問題を受け止めて、ちょっと重くてよろめいている。今はそんな状態なのだろう。
・自分のミスやら欠点をなかったことにしたり、全部人のせいにしたり、自分よりダメな奴を必死に探して安心してそれでおしまい、って連中は多い。
・認知的不協和と言って、要するに自分がダメだったという事実を必死でもみ消そうとする心理だ。それと比べりゃ自己嫌悪が「出来る」というのは全然まとも。あなたの方がずっと価値がある存在だ。
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