◆モラル・ハラスメント、略してモラハラ。モラルは道徳や良識のこと。

・道徳や良識を疑うようなイジメや嫌がらせを言ったりやったりするのがモラハラ。

・暴力などではなく、相手の心を傷つける発言や地味な嫌がらせを、長期間にわたって行うという形でモラハラがされることが多い。

・職場だけではなく、家庭内でも起こりえる。

◆加害者に自覚がないケースが多い。

・自己愛性人格障害と呼ばれる「自己愛的な変質者」が加害者になりうる。精神の吸血鬼とも呼ばれ、楽しそうにしている人を見ると邪魔をしたくなるなど。

・素の価値観が反社会的なので、自分の言動が反社会的だということに自覚がない。

・被害者にも自覚がないことがある。これは加害者のモラハラ発言などが一種の洗脳のようになり、自分がダメだから怒られるのだと被害者が思い込んでしまうことから。詳細は後述。

・最終的には加害者の顔を見ただけで吐き気がする用になったり、フラッシュバックやうつ病を始めとしたメンタルに異常がでることも。

◆様々なモラル・ハラスメントの形

◆身体的な特徴や障害をからかったり、わざとらしく真似をしたり、いい間違えた言葉を繰り返したり。

※これが許されるのは小学生まで出し、そのうち小学生でも許されない世の中に進化していくと思う。

◆職場にて、自分一人が次々と仕事を言いつけられる。

・当日中に終わらない量を今日中にやれと言われる。

・無理な量の仕事を投げつけておいて、「まだ終わってないの？」となじる。

◆仕事において何か問題が発生した場合、全て自分のせいにされる。

◆「こんなことも出来ないの？」「こんなことも知らないの？」

◆挨拶をしても無視する。

◆急に同僚や部下まで自分を避け始めた。

※影で無視するように上司が指示しているケース。

◆「あいつは仕事ができない」「あいつは嘘つきだ」などと悪評を周囲にばらまく。

※言ってる奴が嘘つきだなこれ。

◆私生活を根掘り葉掘り聞き出そうとし、答えると翌日会社中に悪い解釈が付けられた状態で広がっている。

◆出身地を馬鹿にしてくる

◆おとなしいというだけで「お前は精神病だ」

※言ってる奴が精神病だなこれ。

◆わざとらしいため息、バカにしたような視線。

◆失敗の責任を押し付けてくる

◆何を聞いても「自分で考えろ」。そのくせノルマだけは不可能レベル。
※実は教えるだけの知識がないんじゃないかとも疑えるが。

◆ポイント

・個人に対する侮辱。

・悪評の流布。ミスの押し付けもそう。

・特定の個人と会話をするなという上司命令など、孤立させようとする行動。

・プライバシーの侵害。

◆なるほど、精神の吸血鬼だね。こんなのいたら枯れてしまうね。

・前述したとおり、こういうことをモラハラだという自覚なく、ナチュラルに行っている人間が結構いる。

・人間は、正しい他人ではなく、断言する他人を「正しい」と感じてしまうという心理がある。自己愛性パーソナリティ障害であるケースが多いモラハラ加害者は、基本自分が大好きで正しくて特別だと思っている様に振る舞う。（本質は正反対で、人並み外れたコンプレックスとそれを知られたくない心理が原因らしいのだが。出る釘を必死で叩くタイプだね。）

・ただの思いつきも思い込みも断言する傾向がある。それを見てモラハラ加害者が正しいと感じてしまう。

・一例として、会社でモラハラ加害者の上司が何か仕事のアイデアを思いついたとしよう。到底うまくいくわけがない、かなりダメなアイデアを。

思いついたらすぐに命令する。部下は当然結果を出せない。アイデアがダメだから。自己愛性人格障害は自分が間違っていたなんて思わないし、認めない。「お前がダメなんだ」と言い張り、周りにも言いふらす。

・育ちが悪いと言ってしまえばそれまでだが、こういったことが裁ける世の中にようやくなりはじめてきた。非道徳的な人間の居場所がなくなっていく世の中。いいんじゃない。罪だと知れば、自重もするだろ。出来なきゃ訴えられろ、と。