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一を聞いて十を知るためには?

一を聞いて十を知るためには?




最終更新:2017/08/25

一を聞いて十を知るとはどのような「現象」か、それを構築する要素は何かから。










理解力

まず思いつくのは理解力。まぁそりゃそうだ。



多くはこの言葉を、聞いた「1」の中から「10」を知ることが出来る、との意味で捉える。
つまりは、「理解力が優れているから1から10を知ることが出来る」とするイメージ。



まぁ、大体合ってると言えるのかな。でもこれは「一から十を知るには」から「理解力を高めるには」に言葉が変わっただけだね。



ともかく、彼らは「理解力」が高い。ここに疑問の余地はないだろう。



質問

一から十を知る人、理解力が高い人は質問を良くする、という声が多い。
では、質問をするために必要なことは?



そうだね、「疑問」だね。
疑問を持たないで質問するのは、ただケチつけるための嫌がらせの質問くらいしかないだろう。


多くの疑問を思いつくためには、「自分は知らない」ということを自覚していなければ出来ない。ソクラテスの「無知の知」が有名どころか。簡単にいえば、自分はわかってないことがわかってるだけ、自分はわかってると思っててわかってない奴より頭いいだろって話。



これは反対側を考えれば分かる。一を聞いてそれすら間違えるのは、話を聞いてないか、わかってないくせにわかってると思ってるかだ。



まぁ必要以上に自分を低く見積もるのも精神衛生上よろしくない。「まだ知らないこと/わかってないことがあるかもしれない」と言ったスタンスを保つくらいで良いと思う。



質問が絶望的に下手というか、どんな質問でもいちゃもんつけてるようにしか取られないか或いは「邪魔」、「うざい」って人もいる。



大抵の場合は質問が「雑」。簡単にいえば「なにが/どこがわからないのかわからない」状態の人間がそのあたりをはっきりさせないままに質問してくるなら、まぁうざい。



「なにが知りたいのか」が相手に伝わってないなら、同じこともう一度言うくらいしかできることはないし、「同じこと言わせんなよ」とは思われるね。



まぁどんな聞き方だろうが質問自体嫌う人は嫌うんだが、まずは自分で考えよう。ちゃんとした「疑問」であれば、つまり命題さえしっかり作れているのなら案外聞くまでもなく自分で分かることも多いし、反射的に質問する奴は大抵上記のような「雑な質問」で、なにが知りたいのか自分で言葉にできていないことが多いから質問する資格がないことも多い。



ともかく、聞きゃあいいってわけじゃない。質問は自分で理解するためのものだ。頭いいですよアピールのためじゃないし、教えてもらったところでそれが直接頭良くしてくれるわけじゃない。







メタ知識

彼らは目の前の情報だけではなく、そこを中心とした様々な要素に目を向けている。疑問を持つことが出来るのはその為でもある。



こう言ったその知識そのものではなく、それにまつわる知識を「メタ知識」と呼ぶ。
結構定義がガバガバなのでここでは以下の3つの意味を持つものとして扱う。



1その知識の使い方
2その知識に付随した知識
3その知識の裏にある法則など



を指す。



1は本来は「知識」という概念そのものの使い方なんだが、ここでは「目の前の情報」に限って話をすすめる。「応用力」とも言える。新しく何かを知った際に「何に使えるか」を考える力。これは後述する。



2はその知識の歴史や背景と言えば伝わるだろうか。例えば新入社員が会社のルールを教えられました。大したことじゃなさそうに思えたので適当にしてたらものすごく怒られました、としようか。



この場合の情報は「ルールそのもの」であるが、その重み付けはそのルールが作られた経緯や、それが何に影響を与えているかという部分だ。



どのようにして、何のためにそのルールが作られたのか、それがどのように他のものに影響を与えているかが分かれば、「他にも気をつけるべきこと」に自力で気付ける可能性が生まれるだろう。



つまり2としてのメタ知識は「その情報と他の物事との隠れた繋がりを知る」ことだ。



よく丸暗記した上で人にも「こうしなきゃならない」と自分でもわからんルールを一点張りで押し付ける連中がいるが、そんなもんペラ紙一枚で済む話だし解説もできないんなら黙ってろよと。つか要点と解説書いたペラ紙でいいだろと。



3は先程のルールの例で言えば、「何のためにやるのか」、「どうすればいいのか」を理解することとなる。これらが分かればルール全てを丸暗記する必要はないだろう。確認は必要だが、ほとんど自然とルールに適した振る舞いができるようになるはずだ。



「本質を理解する能力」と言っても良い。もっと軽めに「本質を知ろうとする態度がある」の方がいいか。態度なら、誰でもできるだろう。上っ面じゃなくて内面の話だ。



逆に要領が悪い人は丸暗記しようとする。ある意味慎重な態度であり、「絶対に間違いのないように」とする真摯さがあるとも言えるだろう。



だが、大抵の場合頭パンクする。覚えることが多すぎるからだ。あと「言わなきゃわからない」。ルール1を覚えてもルール2には存在すら気づかないようだと、まぁ周りの人間から見たらおっかないだろう。



一応フォローしておくが、要領が悪い人間のほうが要領が良い人間より頭使ってる。つまりIQとかの問題じゃなくて、「やろうとしてること」自体が無理があるためこうなる。



ただまぁ、「丸暗記したから大丈夫!」とかでそこで終わるとやっぱりそれじゃ足りないだろうと言う他無い。



下地が出来ている

一を聞いて十を知る、とは言うものの、実際には彼らは「複数の別の知識の存在に気づける」「複数のその知識の使い道が思い浮かぶ」ということだ。



どちらも「知っただけで終わらないで、“続き”を考えている」と言える。「物事を掘り下げて考える」と言っていい。



この上で、これが思考的な生活習慣、つまり自然体になっているからメタ知識はどんどん溜まっていく。



なんてことはない、毎朝走ってる奴に体力があるように、毎日物事を他よりも深く見ることをしているから頭が回るし、閃いたり気づいたりするだけの「材料」も持っているということ。



特に、メタ知識の中でも「本質」を理解した状態でいるのだから、思考の瞬発力からして違ってくるわけだ。そもそも思考のスタート地点がより優れたものになっている。







パターン、法則、使い道を見つける

ぶっちゃけこれは屁理屈だが、あなたも一を聞いて十を知るというのは出来る、と言うかできている。



屁理屈であなたを「一から一万八千を知る人」に仕立て上げよう。



セブンイレブンで買い物したことはあるね?



セブンの国内店舗数が一万八千くらい。



一つのセブンで買い物できるんだったら、どこのセブンでも買い物できるよね。



つまりあなたは一万八千箇所のコンビニでの買い物の仕方を知ってるわけだ。やったねおめでとう。



他にもサークルKでもファミマでもローソンでも通用する知識だ。すごい!



まぁすごくもなんともないね。でも、なぜ他の店でもわかる? なぜ他の店でも出来る?


答えは「同じだから」あるいは「似たようなものだから」だ。
つまりは「応用が効く知識」を知った時、出来ることは10を超える。



ちょっと視点を変えてみよう。一を聞いて十を知る人は、大抵の場合自覚がない。まぁ周りと比べて飲み込みが早いくらいの自覚はあるかもしれないが。



「一を聞いて十を知る人」と呼ばれるのは、周りがその人を見てそう思うってだけだ。教えていないはず、知らないはずのことができている。なぜかと聞けば、その理由はそのことに一見関係なさそうなものだった。こういう時に、評価されることになる。



ここから分かるのは、一を聞いて十を知る人は物事から「情報を吸い尽くす」ようなことをしているということ。



分析、解析、つまりはメタ知識の取得。まぁ、身につけれるかどうかは別の話だが。



物事から「同じ部分」「似ている部分がある」というような部分をどれだけ見つけることが出来るか、そもそも探すつもりがあるのかどうかの違い。



注意点

よくある誤解

結構多くの人が、答えを知った後で「考えれば分かることだった」みたいな感じで内省するが、それは「後知恵バイアス」と言ってただの思いこみです。その場で考えようとしなかった(或いは考える余地が見つけられなかった)時点でそれがあなたのスペックです。



体力、例えばマラソンとかなら練習して体づくりしないと無理だって誰でもわかるんだが、こと「思考力」に関してはその場でやる気になって頑張れば自分でも出来るはず、できたはずだとか思ってる人が多い。「見えないもの」には人は大抵、期待か恐怖を投影するものだ。



ここまで述べてきたとおり、「下地」というか、「メタ知識のストック」がないと一を聞いて「へー」って言う人くらいにとどまるだろう。



逆にメタ知識のストックがあれば勝手に思いつく。あなただってそのはずだ。得意分野については新情報の一つで何に使えるか、これからどうなるか、合ってるかどうかは置いといて「予測」は勝手に思いつくだろう。







確認すること

「一を聞いて十を知る」の10の内の9は「推測」だ。思いつきとか思い込みとか言っても良い。「当たってなければ意味がない」。行動に移すに足る根拠としては、乏しいだろう。



必ず確認すること。最低でもその「仮定」で物事を進めたらどうなるか予測すること。「知らない」ということを忘れないこと。じゃなきゃぶっちゃけ「自信満々でヘマやらかしそうな馬鹿」である。



はっきり言えば、いくつか仮説を立てる程度ならちょっとした心がけで出来るようになる。肯定、否定、客観の3つの視点で考えればポコポコでてくるだろう。



当たってなければ意味がない。問題は、精度だ。使えない仮説ばかりいくら思いついたところで意味はない。そこで満足してるようだとせいぜい内心で自分は本当は頭がいい、とほくそ笑む程度で終わる。



合ってるか間違ってるかというよりも、仮説の立て方の改善点を学ぶつもりで確認作業は行おう。そこから自分の思考の癖も分かる。



初めは前よりアホになる

慣れとか得手不得手の問題だが、前述の「質問の仕方」だとか、パターンに対しての知識だとかが足りないと、自他共に「前より馬鹿になってないか」みたいな疑問がよぎることだろう。



さっきもちょっと言ったが、考え方だとかが話の場合「すぐにでも出来る」と思いがちだが、それが「習慣」「自然な姿勢」になるのはそれなりに時間がかかる。



何より感覚としては「思考」ではなくて「気づき」と呼ばれるものに近い。このためには常にそういった思考をしてるようになる必要はある。いきなり本番でやろうとしないで、積み重ねるような努力は必要だ。


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