志望動機・理由「そんなものはない」
まぁ全員が全員ではないだろうけれど。そう書いてしまいたいという気持ちは多くの人は共感するのではなかろうか。
生活のために職につきたいというのが基本にあって、そういった場合志望動機の欄で履歴書を書く手が止まる。面接でギクッとする。
志望動機・理由がないときはどうする?
こちらの女子大生の場合、一人で生計が立てられ、年一回国内旅行が出来る稼ぎがあり、休日には読書とネットサーフィンがしたく、心身の健康を損なわないことが仕事選びの希望条件。
一番最後は今の時代、一番難易度高いかもしれないな。
まぁ突っ込みどころがあるとする人もいるかもしれないが、生の声の分共感もあるね。
子供の頃の将来の夢をずっと追い続けている人間でもない限り、フラットに考えた上で「この業界じゃなきゃいけない」「この会社じゃなきゃいけない」というのは少ないだろう。
自己実現したい・成長したいという理由
社会勉強だとか自分を磨きたいとかはむしろ採用側から嫌われる。「勉強するところじゃないよ」ってことで。育成する力のある企業なら別の捉え方をするかもしれないだろうけれど。
応募者の本音としては「金と待遇」が長年働く以上は重要だ。同じ業種なら条件のいいほうを選ぶに決まってる。
極論「この会社じゃなきゃいけない」という理由なんて、ある方が不自然だと思う。その会社より給料が良くて、休みが多くて、家から近くて、福利厚生がしっかりして、年功序列で、退職金山盛りだったらそっちを選ぶはずだ。・・・公務員とか?
そんなわけでまぁ、色々きれいな言葉を並べてそこらへんを誤魔化す人が多いのが志望動機の現状だが、数十社受けるような状況なら責められもしまい。
ただ、将来性を感じてーとか、感動しましたーとか、漠然としすぎる志望動機が多くて採用担当はうんざりしているんだとか。
採用担当だって毎日のように同じような文面・言葉見てるんだから見破れて当然だし。
では採用者は志望動機で何が知りたいのか?
こちらによると、志望動機には内定を出したら入社するという確信がほしい、入社した後で「こんなはずじゃなかった」と思って辞められないためにも今どんなイメージを持っているのかをチェックしておきたい、ということだそうな。
以上から、アピールするべきポイントは企業理解度と、本気で入社する気があるのかという部分ということになる。
企業研究が必須ってことだね。
企業研究はどこまでやる?
企業のサイト。「先輩社員の話」的なコラムがあれば熟読しておこう。それは企業がアピールしたいポイントだから、それを踏まえて志望理由を考えると企業のニーズにマッチした志望理由という有利なものができる。ただ、「それだけ」な志望理由はサイトを見るだけで出来てしまう。他の応募者と同レベルってことだ。
就職情報サイトの掲示板など、生の意見というのも把握しておきたい。また、株式会社なら証券コードを調べれば四季報で客観的なデータが見れる。
これに加えて業界の知識も蓄えておきたい。履歴書の志望理由ならなんとかなるかもしれないが、面接で改めて聞かれた時にしどろもどろにならないためにも。履歴書に書いてあることをそのまま言うだけでは「履歴書見りゃ分かるよ」と思われるだけだ。基本的に面接では履歴書に書いたことを掘り下げられると思っていた方がいい。
ただし、業界の知識ばかり蓄えると「じゃあ他の会社でもいいってこと?」となる。その会社の、業界での立ち位置やスタイルも調べることが必要だ。
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