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悪い承認欲求とストローク飢餓

悪い承認欲求とストローク飢餓 



自分の承認欲求、特に他者承認欲求に振り回されて自己嫌悪、という人が結構いるようだ。自己嫌悪できる時点でまともな証拠だと思うんだが。

承認欲求は、欲求とは言うものの「衝動」に近い。何をしてその衝動を解消するか、つまり「手段」次第で是非が変わる。だが一部は極端なことをしてそれを果たそうとする。その理由はなぜか。








承認欲求

もったいぶらずにバラしておくと、承認欲求と呼ばれている状態には後述するストローク飢餓のような他者承認欲求の状態とそうではない自己承認欲求とに分けることができる。極端なことをやらかすのはストローク飢餓。



つまり「他人に認めさせる」のが目的で、尚且つ「居ても立ってもいられないほど餓えている」状態。

後者はアドラー心理学的に言うと「正しい劣等感」、比較の上での嫉妬などではない理想の自分にまだなれていないという劣等感に近い概念だ。やり方と目的と場所とタイミングさえ管理していれば「進む力」だろう。

で、一般に「承認欲求」と言うとなんかこう、エゴイスティックで攻撃的で迷惑なアッパー系コミュ障みたいなイメージにズレていくのだが、これをストロークで考えると結構しっくり来る。

ストローク飢餓の状態だと手段を選ばない傾向が強まる。主観的に本当に「餓え」の様な緊急性と衝動性を感じているからだ。今回はこっちの話。

ストローク

ストロークは簡単に言えば「人が自分に向けた言外のメッセージ、感情や評価」のこと。 プラス=肯定 と マイナス=否定 の二種類がある。

つまり承認欲求とはプラスのストロークを得たいという欲求を感じている状態であり、そして行動でもって得ようとする。



で、ここからマウンティングや交流分析で言われる「心理的ゲーム」などで



「どんなものでも(どんな手段でも、そしてプラスでもマイナスでも)いいからストロークを得よう」



という方向に逸れると、まぁ「承認欲求こじらせた奴」になる。

心理的ゲームで得ようとする場合、より強く嫌われ、憎まれようとすることすら在り得る。どうも人間、無視や孤独が一番嫌いらしい。

加えてストロークへの欲求は自然なことであり、つまりは承認欲求は自然なことであると言うことができる。というか、ストローク得られないと心の病気になるとまで言われてる。

相手からストロークを得た際の人間の情報処理の仕方は、何かをやった場合には「それをやったからだ」、何もしてなかった場合には「自分の存在に対して」のストロークだと解釈する。

だが、現実には大抵相手は「自分にどう見えたか」でストロークを返している。雑に言えば好きか嫌いか、気にいるか気に入らないかで。正しいかどうか、上手いか下手かなどではなく。

大前提だが、人間同士は価値観を共有していない。特に好き嫌いとかはお互いに「あり得ない」って感じるレベルで食い違ってることもある。

飲食物で例えると分かりやすいかもしれないが、知覚する味や食感は「同じ」なのに、好き嫌いは別れるだろう。私トコロテンの食感が超嫌いなんだが、好きな奴にとっては「その食感がいいんじゃないか」だからな。

でまぁそれが食えないレベルかと言えば「食えはする」わけで、嫌いと言ってもいちいち騒がないわけで、なんとなく「皆同じこと感じてるんだろうな」というイメージがそれぞれの中で出来上がっていく。

あるいは「違うことを思ってはいるのだろうが、その「範囲」はせまいのだろう」と。





この錯覚が根底にあるので否定のメッセージが「たかが個人の一意見」には見えなくなってくる。他人の否定的な言葉に一種の正当性、「言ったのは一人だけど皆そう思ってるんじゃないか」を幻視する。



で、実際に個人の一意見なのに何の根拠もなく「皆そう思ってるよ!」「皆そう言ってるよ!」とか抜かすカスが結構いる。自分の意見に正当性をつけようとしてるんだね。

例えば絵とか、上手いけど好みじゃない絵とかあるわけだが、これがわかり易い例だろう。人によっては興味がないというだけで「下手」とまで言う。



こう言われたら、下手なのかと不安にはなるのではないか。実際には上手い下手とは関係ない判断から来る発言だったとしてもだ。

要するにストロークには勘違いの余地がかなり多い。元からまともな発し方、受け取り方をしてないとまで言える。ストロークを「感じる」のは所詮自分の脳内の話だ。現実と必ずしも一致しない。

この「ズレ」のせいで、

精神状態によっては本来得られたであろうプラスのストロークを受け取れないし、

スルーして良いような意見が顔面に直撃するし、

ストロークを得るためには「何かをしないといけない」あるいは「自分の存在とその価値を知らしめなければならない」という衝動に駆り立てる。

想像上のオーディエンスに受け入れられるよう考えて。

結果として、自分を見失う。


承認欲求で自己嫌悪している人間は、評価が「気になってしょうがない」というある種ストローク飢餓と、そのためにしなくてはならないと思っていることが「自分らしくない」ことに対しての悩みなのではないか。

この上でストローク飢餓の状態とは、「プラスのストロークを受け取れない」という状態であるともされている。要するに嫌なことしか見えないし聞こえない、マイナス方向にしか解釈できない状態。

で、ここまで並べると思うのは、評価されるためにしなくちゃならないと思っていることは多分それしなくていいかもしれないし、そもそもストロークに飢えることもない程度にはプラスのストロークを得ている可能性はあるということ。

まぁ、一度振り返ってみるのもいいんじゃないだろうか。何かこう、ほっこりする物があるのかもしれない。





マウンティング

マウンティングなどで他人を勝手に脳内ランキングに巻き込むのも、承認欲求こじらせたストローク飢餓と言える。マウンティングを企んだ時点で、カテゴリの中に自分と他人を当てはめているのだから。

帰属意識(集団に属しているという感覚)+優越感への願望というか捏造。

多分だが、マウンティングが生き甲斐の連中に「その分野に興味がない」「そもそもお前を相手にしていない」というのが伝わらないのはこの「帰属意識」があるからではなかろうか。

それを理解してしまったら、一人ぼっちの嫌われ者に戻るからね。まぁこんなことやってるから嫌われるんだが。実際この手の人間は馴れ馴れしいだろう。デリカシーがないとも言う。

で、この帰属意識もラケット感情(偽りの感情)だろう。勝手に他人に絡むか巻き込むかしているだけだから。

マウンティングの定義も結構難しく、やろうと思えばなんでもこじつけられるのだが、個人的な是非の判断基準は「結果的にマウンティング」なら知ったこっちゃなく、「マウンティングが目的」だったらまぁうざいかなと。

特に前者がややこしく、これを認めると豆腐メンタルにとっては何を見聞きしようが「マウンティングされた」と言えてしまうことになる。

豆腐メンタルと言えば聞こえはいいが(良くはない)、実際に豆腐メンタルなのは消極的内向的な人間ではなくむしろ攻撃的な人間に多い。簡単に言えばビビリだからすぐ興奮する。

どの道区別がつかないからね。言いがかりも出来るし、言い逃れも幾らでもできるだろう。嫌がってんのにしつこかったら真っ黒ってのは確実だが。

交流分析で言えばこれは「ゲーム」に属するだろう。というか仕掛ける側が癖になってて心理的ゲーム化している。



意図的に仕掛ける側は報酬として優越感というラケット感情(偽りの感情)と相手からのストロークを強制的に得る。というかまぁ、辻斬り+強盗だね。山賊か。





まとめ

自分に厳しい人間は、自ら否定的意見に注目する傾向がある。

自分に自信がない人の場合には、否定的意見に対する心の防御力がかなり低い。直撃しやすいというか、耐えきれないほど辛いのに抱えようとする傾向がある。

こういったことで「マイナスのストロークしか受け取れない」状態になると、現状打破、あるいは何かを振り切るようにはっちゃけたことをしたくなったりする。



つまりは極端なことを考え、そしてやりすぎる傾向が生まれる。この段階では自覚がない場合が多い。だから大抵、後で後悔する。

また、レジリエンス(心の防御力)が低い人間、つまりはまぁ、繊細な人の特徴の一つとして「反応が大きすぎる」点が挙げられている。視点を変えると、「スルーできない性格をしている」と言える。

要するに 
「これは問題だ」→
「何としてでも解決しなければ」→
「無理でした」 で凹みやすい。

裏を返せば 
「これは問題か?」→
「どうでもいいや」で終わる人はまぁレジリエンス的に見れば超頑丈ということになる。

何でもかんでもこれじゃどうかと思うが、自分の価値を「証明」しなければならないと感じているのなら、何か理由があるのだろう。その原因は、本当に「問題視するレベル」なのだろうか。



案外アホが思いつきで口開いただけで、言ってる奴はもうそのこと忘れてるかもしれない。


また、これまたゲームの一種だと思うが、相手が混乱するような思わせぶりな言い回しを好んで使い、結局意見を伝えない連中が結構いる。加えて批判否定そのものが目的であり、理由はこじつけの奴らも。

こういった奴ら相手には、「わからないからスルー」でいい。
多分この心理的ゲームは「優越感」あるいは「正義」というラケット感情を目的としたものであり、相手が承認欲求こじらせてる。

また、「毒」のようなストロークは頼んでも居ないのに向こうから来るので、プラスのストロークを受け取れるように普段から心がけておいたほうが良い。


レジリエンスの要素のとして、

自分はそれができるという認識、

自分の長所を活かす、

今の自分の肯定、


成功体験などがある。

これらは苦手分野もあるかもしれないが、レジリエンスで言えば苦手なものは苦手として置いといて、長所を伸ばせばいいとされている。まぁ要するにこれって「自信」だね。

「良かった探し」なんて言うと鳥肌立っちゃう人もいるが、自分で加点することを心がけておかないと絶対にマイナスになるだろう。汚物投げつけてくる連中がそこら中に居るわけだし。

つまり自分の価値に対する不安=承認欲求への衝動は「感染」し「広まる」傾向がある。しかも一部の感染者は積極的に他人に感染させようとする。

まぁこんなのはスルーして、自分だけさっさと気持ちを立て直して、自分のためになる自分のやりたいことやらないか?





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