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言い訳がましい人間の心理




言い訳がましい人間の心理

最終更新 2017/06/13

何かミスを起こしても、即座に誰かのせいにしたり、アクシデントがあったからだとする。
あるいは、それっぽいことを言ってはいるが、どこか胡散臭い。
こんな言い訳がましい人間は、大抵周りからうんざりされる。

人間誰でもいつかはミスをする。
どれだけ熟練していても、不確定要素が重なれば失敗するだろう。
感情的になってしまった、何か誘惑に負けてしまったなど、老いも若きもそのうち何かしらやらかす。

こういった時、相手を洗脳するかのような勢いで言い訳をする人間がいる。

なぜああも素早く、しつこく言い訳をするのか?本当に自分が悪いとは思っていないのだろうか。









言い訳がましい人の特徴

言い訳がましい人のタイプは色々ある。

  • 「~だから」「だって~」を多用する
  • 短気 衝動的
  • 開き直りがすごい
  • 自信がない 臆病
  • 責任感がない
  • 負けず嫌い

これらの人間の言動は、「防御」、「反発」のいずれかの属性を帯びる。
自分を守るための言い訳、責める人間への反発としての言い訳など。


言い訳をする理由


1.責任から逃れるため

2.本気で「自分は悪くない」と思っている

3.嫌われたくない・怒られたくないという心理


・言い訳とは、つまるところ「この責任は自分にはない」というアピールだ。

1は逃避のため。
少なくとも自覚はあるので論理的に追い詰めることは可能だろう。

結果的に何かのせい、誰かのせいになるので、とばっちりを受けた者からは恨まれるし、そのうち誰も信じなくなる。

2は原因発生時の「覚えがない」タイプ。
ぼーっとしててやらかしたり、全く忘れていたり。

だから自分が悪い上で本気で「自分は悪く無い」と思っている状態は在り得る。


また、価値観や判断基準に問題があると思われるケースも。要するに「やった自覚はあるけれどこれが悪いとは思わない」タイプ。まぁそう言い張ってるだけなのもいるが。


参照:何でも人のせいにする「ブレーマー」

3は逃避と似たようなものだが、特に立場が悪くなる場合に絶対に認めないタイプ。
まぁ、人間らしいが。
社会的・人間関係的に立ち位置が悪くなるから。特に恥の文化の日本人には多いはずだ。

しつこく言い訳をする人間が不気味に見えるのは、これらの自己弁護の衝動が異様に強いということだ。
他者からどう見られるか、どう思われるかを気にしすぎている、或いはそれだけしか考えていない印象を受ける。

参照:「承認欲求」:心理学





言い訳の多い人の言い訳の仕方

1.「自分は悪くない」ということをアピール

2.他者に「それなら仕方ない」と言わせる・思わせる

3.疲れて諦めるのを待っている


・1の場合、結構簡単に『誰か・何かのせいにする』と言うスタイルになる。大体は必死になっているから、倫理観があまり働かない。
・2の場合、同情を引こうとする。この時も不可抗力をアピールし、自分に責任はないという印象を与えようとする。

・3は厄介。なぜこうなった?と聞けば待ってましたとばかりにマシンガントークしてくるだろう。

だんだんめんどくさくなって『分かったもう良い』と言ってしまえば狙い通り、彼らはまた同じ問題を起こして、言い訳をする。

特に子供に多いが、「認めない限りそれは真実じゃない」という変な信仰をしている人間が大人でも結構見かける。
それと同じくらい「言い続ければ本当になる」というめんどくさい信仰も。ゲッペルスか。

こういう人間は、そのうち理由も聞いてもらえなくなる。


・ちなみにこういう気持ちを汲み取ってやる必要は無い。相手が3のような人間の場合、言い訳が成功すると味をしめてまた繰り返すようになる。

言い訳や逆切れを反射的に行う人間は年季が入っているのだろう。言い訳を考えて口にするまでが異常なほどに素早い。
一方まっとうな言い訳なら再検討すればいいだけの話だ。


相手の言い分は聞くべきだが、こう言った相手の場合聞きたくないのが本当のところだ。







言い訳をする心理学的理由



1.合理化

◆受け入れがたい現実に対して、ニセの理由を捏造し、「ああだったのだからこうなってもしかたがないじゃないか」という説得を自他に行う。『後出しの言い訳』

過去の修正・或いは捏造。無意識的に自分に対してウソを付くことも有る。

要するにつじつま合わせ。感情を伴えば認知的不協和とも言える。

他と比べて言い訳の内容に無理があるので分かりやすい。何せ即興だから。それと、これは反射的に多くの人がやってしまいかねないものであることも覚えておくべきだろう。

2.セルフ・ハンディキャッピング

◆簡単に言うと「出来るわけがない理由がこれだけあるんだから、出来るわけがないさ」という『先出しの言い訳』

失敗するかもしれない未来に対して事前に言い訳をしておく。失敗する可能性への恐怖。不安の現れ。

ある意味これは『保険』として機能する。実際にやって駄目だったら『ああ、やっぱりな。アレがなければできたんだけど』と言えば良いのだから。

『自分は本当はすごいんだ』と思い続けたいから、全力を出して駄目だったという事態は避けようとする。

3.防衛機構:純粋にプライドが高い。自分の失敗、未熟を認めたくない。

自分がこの程度の実力なのだという現実を認めたくないから。

これは一番相手をするのがめんどくさいタイプ。絶対に非を認めない。

延々と言い訳をし続ける。本質的にはセルフ・ハンディキャッピングのタイプと同じ。事前に言い訳をしないのはプライド故か。

心理学用語の『防衛機制』と呼ばれる物。彼らはエリート意識が高いが、彼らの中で実際にエリートである者はほとんどいないと言う。

つまり、『自分はエリートだと思い込んでいたい』。


子育てにおいてよく言われる「やればできる子」と言い続けるのはこういった人間を育てるリスクが有る。
自分は「やればできる子」であるという希望を維持するために、「できなかった」という結果を避ける。つまりは「やらない」。

4.心理的リアクタンス

簡単に言えば、
「お前のせいだ」
「違う!!!!」
この間わずか0.2秒、みたいな。

リアクタンスは抵抗という意味。何らかの圧力を感じた際の反発心を指す。
元からある心理的システムだが、認めれば責任を取らなきゃいけないわけだから、これは発生しやすい。

参照:「やるな」って言われるとすごくやりたくなる心理:カリギュラ効果









殆どの場合はミスやトラブルが起きたこの状態は「必然」であり、自分は悪くない、とする。この目的はそのまま「自分は悪くないこととする」ことだ。

これにより、問題の根本的解決をしない傾向が強い。
要するに、自分が悪いのにそれを認めないから直さない。

その結果、またミスやトラブルを起こし、また言い訳する。悪循環。

処世術として妥当だとかつい反射的に言い訳をしてしまった、というのは表面上の話で、問題は他人が言い訳に納得すればそれ以上何もしない傾向が強いことにある。
言い訳してごまかして切り抜けて、後からこっそり頑張ったり注意するようになったりでもない。これならまだわかるんだが。
つまりその場凌ぎですらなく、「そういうこと」にしてそれで終わらせようとする。

◆言い訳する人間への対処法


これらが習慣となっている人は、残念ながら言い訳を処世術として自動学習してきた人だ。他人が更正させようとしても割にあわない程手間と時間がかかり、ストレスは溜まる。

1.話の主導権を渡すな

ミスとその言い訳の常習犯ならもう喋らせない方がいい。喋り出したら延々と言い訳を並べ立てるのは知っているだろう。

イエスかノーかで答えられるような質問を突き付けて、その回答以外は一切聞かない。これで話を進めて行かないと時間がなくなる。

2.追い詰め過ぎないようにしてみる

言ってしまえば彼らは怯えている。現実の自分の能力や、自分のせいで引き起こしてしまった事態に。

『自分のせいじゃない』という言い分が通れば、全ては自分とは無関係とできる。彼らの持っている強力な切り札なわけだ。誰のせいになったところでどの道問題は片付けないわけで、それで構わないとするのはやっぱり責任感がないのだろうが。

言い訳常習犯は先手で切り札を使ってくるからもう正面から潰すしか無いが、追いつめられたら言い訳をし始めると言うタイプには、切り札を使わせないように加減を考えて注意したり、事情を聞いたりしてみるのも一度くらいは試してみたほうが良いだろう。

結構「注意する側」が見落としがちだが、まぁ、割とすごい顔と声で責めている可能性はある。

3.関わらない

やたらと人のせいにする言い訳をしてくるタイプは、かなり根が深い。全く無関係な人間(その場にいない人など)のせいだと言い出したりするケースも珍しく無いらしい。

この場合、無関係な人間か自分よりも下、要するにスケープゴートにしても問題がなさそうな人間を選ぶ。自己愛のモラハラ加害者とよく似ている。

何度も無関係な人間や、部下や家族のせいだと言うようならばもう、『そういう人』だと理解して、距離を置くと楽になれる。

ただ、フレネミーのように本人が知らぬうちにその人を『犯人』に仕立てあげたりするので危険人物である。

周囲の人間が「アイツはああ言う人間だ」と知っておく情報の共有は必要だろう。彼らから噂が流れてきたら、スルーするか疑うかしたほうがいいだろう。




◆言い訳と説明の違いは?


大きく違うのは話の中心と結論。
言い訳、説明、どちらも状況説明はする。

だが、説明の中心が、言い訳の場合『自分』になる。そしてそこから出てくる結論は『だから自分は悪く無い』または『だから仕方がない」。

一方説明の中心は客観的となる。「問題」か「状況」になるだろう。出される結論は、『自分のここが悪かった』と言う形になるか、結論を出さず、聞き手に委ねる。本当に全く自分のせいじゃないことだってあるから。

『李下に冠を正さず、瓜田に履を納れず』と言う言葉がある。
スモモの樹の下で冠の位置を直すなら、それはスモモを盗もうとしていると見られてもおかしくない。
ウリの畑で靴紐を結び直すなら、それはウリを盗もうとしているようにしか見えない、そんな意味だ。昔の中国の靴に靴紐があったかどうかは知らんが。

簡単に言うと『疑われるようなことをするな』という話だが、自分が悪くなくても『自分は悪くない』の一点張りだと、他人は疑ってかかるだろう。
この場合尚更に客観的に説明をしたいところだ。焦ってしまいがちだけれど。

自分が悪かった場合、少なくとも『自分はどうするのが理想だったのか』を自分で把握していることを相手に伝えれば、話(または説教)も一歩進むかもしれない。

結局のところ、言い訳かそうじゃないかのジャッジは他人に委ねられることになる。大抵は主観で。
人間関係や相手の理性にだいぶ関わる話になってくるから、理不尽な目に遭う可能性も多い。

『なぜこうなったのか説明しろ』→ 説明する →『言い訳するな!』の理不尽コンボは、結構多くの人が体験するんじゃなかろうか。まぁそんなもんである。

逆を言えば、例え言い訳だと決めつけられる可能性があっても伝えるべきは伝えたほうがいいだろう。





何言っても言い訳になるのは

まず簡単なアドバイスを先に。
可能な限りは「説明」は聞かれるまではしないほうが良い。先手で説明をした時点で言い訳と決めつけられる。質問に応えることに専念したほうがいいだろう。

何言っても言い訳扱いされる現象について。これは大抵双方の視点が違うことに起因する。まず言い訳する側とされる側に状況に対する情報量に相当な差がある。


最初から関わっていた人間と、問題発覚後に初めて知った人間とじゃ当たり前だろう。


言い訳(だと決めつけられる)側はこのあたりは分かっている。「相手は知らないから自分のせいだと決めつけている/疑っている」、つまりは「誤解している」との認識を持つ。だから「誤解を解くための説明」から入る。言い訳でも説明でもこの傾向は変わらないので、相手は区別すること無く言い訳だと決めつける。


反対側は先に「問題」を知るわけだが、どの道原因究明より先に状況対処が必要になる。燃えてる建物の中で火の取扱に注意するべきだとか言うやつはいないだろう。まず火を消すか、対処する。


だから対処のための「責任者は誰か」あるいは「問題は何か」「どんな状況なのか」を聞いてるわけだが、相手が言うことは「あなたは誤解している。私は悪くない」であり、目的自体が食い違っている。


現実にはここまでロジカルでもないこともある。
管理責任がある人間だったら尚更だが、問題発覚時にちょっとパニックにはなる。トラブルだからだ。つまりは感情的になる。この状態は肉体的なアクションを起こす状態であり、頭を使う状態ではない。


まぁ責めてる側が「自分のせいじゃないことにしよう」としている可能性だってあるのだが。ババ抜きだね。


・責任の所在

大本を見てみれば、何度も言い訳をしなきゃいけないような事態になっている時点で何かがおかしい。
そしてそれに本人が気づいていないか、気にしてない。彼らの中では「言い訳をすれば終わり」なわけで、問題解決のエネルギーすら言い訳に注ぐ。

責任感は無いと言っていいだろう。


『責任を取るつもりがあるのか無いのか』或いは『責任を感じているのか』を相手は見ている。それしか見ていなくて、事情を聞くつもりはなかったりすることもある。
責任が自分以外にあることをアピールするならば、その者に責任があると思っている相手からは全てが『言い訳』となる。

もちろん本当に悪くないこともある。巻き込まれただけかもしれないし、冤罪の可能性だってあるだろう。
つまらない話だが、そう言った時でも処世術としては『自分が悪かった』として話を終わらせてしまうのも手では有る。と言うか責める側がそう決めつけていて話にならない場合も多い。
無難なのは、「自分がこうすればこの事態は避けられた」と認める所は認め、後は原因の分析に話を持っていくことか。

が、言い訳がましい人間の場合、「自分は一切関わっていない」くらいの勢いの言い訳をするので相手はヒートアップする。

もちろん社会生活上、見栄も言い訳も必要な場面はあるし、自己愛性人格障害などに弱みなんぞ見せた日には危険極まりないのだが、自分相手だろうが他人相手だろうが、言い訳をして取り繕う「だけ」で終わると、成長しない。

実際、何も成長していないからまた言い訳が必要な場面に遭遇するのだろう。
そうしているうちに説教グセのある人間に目をつけられ、ミスすることを待ち構えられるようになるかもしれないし、何でもその人のせいにして片付ける空気がそのコミュニティに出来上がるかもしれない。

言い訳をする側にしても、される側にしても、どうすればその事態そのものを避けられたかを考えるのが建設的だろう。







前の記事: アドラー心理学:課題の分離
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